しかし、リハビリ室もなしで、どんな治療ができるのだろうか。 「患者さんに、自分の体の正しい使い方やトレーニングの仕方を指導するのです。 僕も最初は、地方の基幹病院で、ホットサージから始めました。そのころは、切らずに治せるんじゃないかと思っても、時間に追われてしまって。100件以上の手術実績が必要となれば、とりあえず切ってしまえという傾向が、さらに強まるんじゃないですかね。 その後、都心に近い病院に移って、今度は、ややこしくなってからの、コースドサージが多くなりました。じっくり時間をかけて治すべき患者さんたちを診たわけです。 もちろん、手術するしかない患者さんもいますが、ほとんどは適切な指導だけで治るんですよ。3週間くらいでかなりの効果が出てくるので、患者さんにとっても、インセンティブがあるんですね」
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