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~heartful medical care~
堀口医院 |
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堀口医院 堀口 裕院長 |
堀口医院は香川県坂出市郊外の閑静な住宅街に位置する。坂出市は香川県のほぼ中央部に位置する人口5万7千人の街で、近くには県下有数の桜の名所として有名な聖通寺山公園、山城の歴史が残る城山、讃岐富士と称される飯野山などがある。一方、海沿いに出れば瀬戸大橋を伝って島々が連なり、海に山にと自然豊かな土地柄である。 |
堀口 裕院長 プロフィール
堀口裕院長は1959年に北海道で生まれた。1992年に川崎医科大学を卒業後、札幌市の大黒胃腸科病院で半年の研修を行う。1992年に香川県坂出市で堀口医院を開業し、現在に至る。 |
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■ 開業前後 |
堀口院長に医師になったきっかけを伺ったところ、はじめから医師を目指していたわけではなく、高校生のときは医療の分野以外にも沢山興味があったという。そこで高校卒業後、1年間就職し、さらに専門的なことを学ぶため大学(機械工学科)へ進学する。卒業後は製鉄関係の企業に2年間勤めた。
ところが堀口院長は最終的に決断をする。
「いろいろ回り道もしましたが、人を救う仕事である医師の仕事こそ、私が本当にやりたいことだと一念発起しました。」
1年間予備校で必死に勉強し、1986年に川崎医科大学へ入学した。大学在学中から早い段階での開業を視野に入れていたという。
「開業の理由については父(現堀口医院理事長、医学博士)の研究が大きいですね。父が35年前から研究を重ねてきた『大気マイナスイオンと還元電子治療』を臨床の現場で活かし様々な疾患で苦しんでいる患者さんの苦痛を取り除きたいという思いがあり、それを父とともに実現していこうと考えていました。」
そのため卒業後できるだけ早く開業することを考え、地元である札幌市の大黒胃腸科病院で半年間研修した後1992年10月1日、開業した。
「開業日をその日にした理由は特にありませんでしたが、澄み渡った秋の空を見て、『これから頑張るぞ』といった思いにかられたことを鮮明に覚えています。」
堀口院長の出身は北海道であるが、開業地に香川県坂出市を選んだ理由として2点挙げられるという。開業予定地を既にお父様が準備していたことと、坂出市にはお父様の親戚が多く、堀口院長も何度も足を運んだ場所だったということだ。
「気候もよく雨が少ない温暖な地域ですしね。北海道出身なので、雨が少ないという環境は良かったです。」
開業資金については、お父様が全額準備し、その約半分は自己資産から出し、残り半分は銀行融資を受けた。具体的な金額については明かして頂けなかったが、比較的スムーズに融資を受けることができたという。銀行もお父様が長年研究してきた還元電子治療をとても理解してくれていました。
「ただ開業時に導入したCTやMRI、内視鏡、超音波装置などの高額検査機器のランニングコストも非常に高く、その支払いには大変苦労しました。最初は外来患者さんも少なかったですからね。」
スタッフについては、親戚、知り合いに医療従事者が多く、協力のお願いをしたところ、看護師、レントゲン技師などを含め18人のスタッフを確保することができたため、スムーズな開業が実現した。 |
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■ クリニックの内容 |
① 還元電子治療
堀口医院の最大の特徴は「還元電子治療」である。簡単に紹介するとお父様である堀口 昇 博士は環境・還元イオン医学研究所を設立し、そこで長年に亘り研究を続け、自然界に存在する大気マイナスイオンに近い還元電子を作り出すことに成功した。
それは細胞組織を阻害する危険性のある酸性・酸化物質を取り除き、合わせて末梢血液循環を改善する働きを持っている。還元電子治療の前身は電位治療器であり、こちらは物理療法機器として認可されている。しかし、臨床上種々の内科的疾患にも効果が見出されたため、更なる研究開発の末に還元電子治療として現在、海外で内科的疾患に対する臨床試験が行われている。堀口院長はお父様とともに絶え間ない努力と研究を続け、患者さんから厚い信頼を受け、口コミで全国から来院している。また、堀口医院は「血液の検査方法」という名称で日本とヨーロッパで特許を取得している。この検査は体の酸性・酸化の度合いを細胞内レベルで評価し、患者の早期病態把握または健常者の健康評価度に極めて有用である。
② 設計
建物の設計は、お父様のこれまでの研究を多くの患者さんに医療サービスとして提供できるようにとお父様自らが携わった。こだわったポイントは二つある。まず、患者さんに癒しの空間としてリラックスしてもらうため、通路に大理石をふんだんに使用し、理学療法室を広々ととったこと、また理学療法室の全面ガラス張りの窓から見える素晴しい日本庭園を作った事です。
③ 増患対策
開業当初の来院数は、お父様の親戚などがいるとはいえ、新規開業であり、知名度もなかったため、1日平均20名程度だった。そこで堀口院長はスタッフ教育を徹底的に行う。
「看護師をはじめスタッフ全員に、来院された全ての患者さんがリラックスしてもらえるように、最善のサービスを行うことを伝えていきました。その結果、開業から1年で外来患者数は倍増し、3年で現在の来院数である1日平均110人程になっていました。」
現在では関東や九州からも外来患者があるという。増患対策としては、患者さんによる口コミが一番の効果があると掘口院長は確信している。
「今でも私たちが患者さん一人一人に親身になって誠心誠意治療やサービスに専念することで、口コミとなって『堀口医院にいってみたら』と広がっているようです。看板や広告などでPRなどを行わずとも、私どもの姿勢が伝わっていくのは有難いですね。」
④ 今後の展望
父が長年続けてきた還元電子治療の研究が、ウィルス感染症や免疫不全に対する臨床試験で効果があるということが明らかになってきました。現在は海外で治験を行い、多くの臨床データを取っていますが、今後は日本でも行い、国内外で認可を取得したいと考えています。今後、還元電子治療により、日本人の死亡原因第1位である「ガン」をはじめ、あらゆる病気で苦しんでいる患者さんへの治療を行い、少しでも苦しみを取り除いていきたいですね。 |
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■ 開業に向けてのアドバイス |
病院はデパートと同じだと常々思っています。繁盛しているデパートは接客応対、言葉遣いなどを徹底し、お客様の立場に立っているからこそ気持ちよく買い物をして帰ることができるのです。開業ということになれば、そういったお客様=患者様の立場に立ち、いかにリラックスして帰って頂くかが重要ではないかと思います。したがって、いくら立派な建物を建てても、立派な医療設備を備えていても、それだけでは最高の医療サービスはできません。患者様に「ここで診てもらって良かった」と笑顔で言われたときは自分が医師でよかったと思える瞬間です。 |
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■ 堀口院長のプライベート |
毎日、外来の患者さんの診察、研究でいくら時間があっても足りないというのが正直なところです。たいがいは日曜日も医院や研究所に詰めていることが多いのが現状です。堀口医院を起点に「還元電子治療」を広く全国に広げ、様々な病気で苦しんでいる患者さんの苦痛を取り除くことが現在の目標であり、私の使命だと思っていますので、あえて休みを取らなくても苦にはなりませんね。 |
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先生タイムスケジュール |
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クリニック平面図 |
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堀口医院 |
院長 |
堀口 裕 氏 |
住所 |
〒762-0025 香川県坂出市川津町3329-14 |
敷地面積 |
1,000㎡ |
延床面積 |
594㎡ |
医療設備 |
MRI(OPEN)、CT(3D)、CR、内視鏡、超音波、骨密度、(DEXA法)、心電図、眼底カメラ、生化学自動分析装置 |
物件形態 |
ビル、3階建て |
スタッフ数 |
常勤医師1名、看護師10名、放射線技師2名、検査技師3名、薬剤師1名、事務員11名 |
商号 |
株式会社 環境・還元イオン医学研究所 |
設立 |
2006年4月13日 |
資本金 |
1,000万円 |
業務内容 |
1,医学的検証に関する動物実験並びに生物学的研究
2,医療に関する各種科学的検査及び研究開発 |
従業員 |
10名 |
本社 |
香川県坂出市川津町3348番地 |
HP |
http://www.reduction-ion.org/ |
Mail |
info@reduction-ion.org |
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拡大
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(終わり) |
2007.05.01掲載 (C)LinkStaff |
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