北九州市立病院について
■北九州市立病院は、現在、医療センター、門司病院、若松病院、八幡病院の4病院体制での運営を行っている。
・医療センターは、市立病院群の基幹病院として、「地域がん診療連携拠点病院」に指定されている。
また、市立病院として全国で始めての開設である「総合周産期母子医療センター」の指定も受けているほか、
市内で唯一、感染症病床を有する病院である。
・門司病院は、市内で唯一結核病床を持つ病院であり、感染症病床を持つ医療センターとともに
市民のセーフティーネットという観点から不可欠な機能を有している。
・若松病院は、総合的な診療機能を有する病院が不足している若松区において、唯一の総合的な病院である。
・八幡病院は、一般の診療に加え、救命救急センター、第2夜間・休日急患センター、小児救急センターを併設しており、
本市の救急医療、小児医療の拠点として、市民の安全・安心の支えとなっている。
今回は、これら市立病院の中から、医療センターと八幡病院についてご紹介する。
北九州市立医療センター
施設情報
◆病床数 | 636床(一般620床、感染症16床) |
◆診療科目 | 総合診療科、内科、循環器科、呼吸器科、消化器科、糖尿病内科、 心療内科、精神科、緩和ケア、小児科、小児外科、外科、心臓血管外科、 脳神経外科、整形外科、呼吸器外科、皮膚科、泌尿器科、産婦人科、眼科、 耳鼻いんこう科、放射線科、麻酔科、歯科、臨床検査科 |
光山 昌珠 院長プロフィール
1969年に九州大学を卒業後、同附属病院で研修を行う。1971年8月から北九州市立医療センターの前身である小倉病院の外科に勤務し、2008年4月に当院長に就任。
病院の沿革
沿革
1873年(明治6年)4月 | 企救郡立小倉医学校兼病院として開設 |
1875年 4月 | 企救郡立から小倉県立となる |
1876年 4月 | 小倉県の廃止により福岡県立となる |
1877年 3月 | 福岡県立小倉医学校兼病院廃止 |
1878年 9月 | 企救郡立小倉医学校兼病院として再開 |
1898年 1月 | 馬借町の現在地に新築移転 |
1900年 4月 | 小倉市制の施行により、小倉市立病院となる |
1944年 4月 | 病院施設を県に寄付し、福岡県立医学歯学専門学校付属病院となる |
1947年 7月 | 学制改革に伴い、再び小倉市立病院となる |
1963年 2月 | 北九州市の発足に伴い、北九州市立小倉病院となる |
1968年 10月 | 北九州市立小倉病院付設がんセンターを開設 |
1971年 4月 | 厚生大臣指定の臨床研修病院となる |
1971年 10月 | がんセンター専用病棟を開設する |
1991年 3月 | 小倉病院(総合基幹病院)の新棟が完成 |
1991年 5月 | 新棟での診療を開始 |
1991年 7月 | 名称を北九州市立医療センターに改称 |
1992年 4月 | 感染症病棟を開設(許可病床50床) |
1992年 8月 | 立体駐車場 完成 |
2001年 4月 | 別館 完成。脳神経外科、心臓血管外科、精神科(外来)を新設 |
2001年 6月 | 緩和ケア病棟を開設 |
2001年 12月 | 総合周産期母子医療センターに指定される |
2002年 3月 | 日本医療機能評価機構(一般病院種別B)の認定を受ける |
2002年 8月 | 地域がん診療連携拠点病院に指定される |
2003年 10月 | 臨床研修指定病院に指定される |
2004年 3月 | 臨床研修協力病院に指定される |
2008年 7月 | 外来化学療法センターを開設 |
北九州市立八幡病院
施設情報
◆病床数 | 341床(うち集中治療室8床) |
◆診療科目 | 内科、循環器科、小児科、外科・呼吸器外科、脳神経外科、整形外科、形成外科、皮膚科、泌尿器科、産婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、放射線科、麻酔科、精神科、歯科 |
市川 光太郎 院長プロフィール
1977年に久留米大学を卒業する。研修の後、1981年10月から北九州市立八幡病院小児科に勤務。2009年4月に当院長に就任する。
病院の沿革
沿革
1930年(昭和5年)10月 | 旧八幡市の前田京町(現西本町)に八幡市立診療所として開設 |
1943年 3月 | 尾倉の釜蓋町に総合病院として、八幡市民病院を新築 |
1945年 8月 | 空襲にて消失 |
1945年 10月 | 東鉄町の市営産院を市民病院仮病舎に仕立て、診療を開始 |
1949年 4月 | 荒生田地区に仮病棟を造設して診療を再開し、国民健康保険直営八幡市立病院と改称 |
1950年 12月 | 現在地で八幡市立病院として本体を新築し、完成(4診療科、20床) その後10年をかけて建設計画 完了(12診療科、267床) |
1963年 2月 | 5市合併により、北九州市立八幡病院と改称 |
1978年 10月 | 現在地に全面改築を行い、救命救急センターを併設。救急病床40床、ICU6床を含む246床となる |
1983年 3月 | 救命救急センターの増築 完成。14診療科、救急専用50床、ICU14床を含む400床となる |
1990年 3月 | 手術室を増築 |
1992年 4月 | 循環器科を新設し、心カテ室を整備 |
1994年 7月 | ドクターカーの運用開始 |
1994年 9月 | 一般外来診療部門の増改築を行う |
1995年 7月 | 第2夜間・休日急患センター オープン |
1996年 1月 | 精神科を新設 |
1996年 10月 | 第2夜間・休日急患センター新棟 完成 |
1997年 10月 | 呼吸器外科を新設 |
1999年 5月 | 立体駐車場が完成 |
2003年 10月 | 小児救急センターを併設 |
2008年 6月 | 救急ワークステーションを開設 |