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プロフィール
社会福祉法人恩賜財団済生会は東京都に本部、41都道府県に支部を置いて活動している。済生会栗橋病院はその一つとして1989年7月に開設され、現在、一般病床314床の地域中核病院として地域住民の命と健康を守っている。特徴の一つとして東京女子医科大学の特定関連病院であり、東京女子医科大学から多くの医師が派遣されていることが挙げられる。人口約60万人の利根医療圏を診療圏とするが、栃木県、群馬県からの受診者も少なくない。かつては1日1300人の外来患者を数えたが、病病連携、病診連携を推進した結果、現在の外来患者は約700人になっている。地域基幹病院として専門医療を提供しながら、プライマリケアでは病診連携で医療機関の役割分担を明確に打ち出している。医師数は常勤55名で、多くは女子医大からの派遣だが、近年では独自に医師を採用している。
遠藤 康弘 病院長プロフィール
群馬県出身。1980年に山形大学を卒業後、一般病院でローテイト研修を行った後、研修病院に籍を置いたまま見学生として東京女子医大で2年間、循環器領域の研鑽を積んで、研修病院に戻る。その後、1990年に女子医大研究生の身分で栗橋病院に入職する。1992年に東京女子医大循環器内科医局に入局する。2004年に栗橋病院の病院長に就任する。地域医療における病診連携のキーワードは「選択と集中」で、急性期ないし専門医療が必要な場合は栗橋病院に速やかに搬送し、慢性期ないし治療方針が決定したら直ちに実地医家のもとに戻すという地域ネットワークづくりの基本を貫く。
病院の沿革
診療科目
内科、循環器科、小児科、外科、脳神経外科、泌尿器科、耳鼻咽喉科、眼科、皮膚科、整形外科、リハビリテーション科、放射線科、麻酔科、電子カルテ導入を機に、呼吸器内科、消化器内科、腎臓内科、糖尿病科を標榜予定
病床数
314床(ICU8床)
外来患者/日
約700人
1987年 3月8日 | 済生会本部施設運営委員会において社会福祉法人恩賜財団済生会 埼玉県済生会栗橋病院の設置が承認される。 |
1987年 12月22日 | 病院開設許可申請 |
1988年 1月22日 | 埼玉県知事より病院開設が許可される。 |
1988年 4月8日 | 地鎮祭を挙行。 |
1989年 6月15日 | 建築工事及び諸設備工事完了 |
1989年 6月16日 | 初代院長 杉野 信博 就任 |
1989年 6月26日 | 社会福祉法人恩賜財団済生会 埼玉県済生会栗橋病院の使用が許可される。 |
1989年 7月1日 | 済生会栗橋病院開院。(許可病床数210床) 生活保護法による指定医療機関保険医療機関に指定される。 結核予防法による指定医療機関に指定される。 |
1989年 9月21日 | 済生会総裁高松宮妃殿下の御台臨を仰ぎ、病院落成式を挙行 |
1989年 11月1日 | 労災保険指定医療機関に指定される。 |
1989年 12月1日 | 基準看護特1類を届出。 |
1990年 2月1日 | 基準看護特2類を届出。 |
1990年 3月30日 | 救急指定病院として認定される。 |
1991年 6月8日 | 第2代院長 瀧澤 敬夫 就任 |
1991年 10月25日 | 循環器科新設 |
1991年 12月19日 | 健診部の設置。人間ドック開設が許可される。 |
1992年 4月13日 | 院内保育所開設 |
1992年 4月13日 | 当院第1例目の腎移植手術実施 |
1992年 9月1日 | 基準看護特3類を届出。 |
1994年 6月8日 | 病院東側駐車場造成工事完了。使用開始 |
1994年 10月1日 | 新看護基準(2対1看護・看護A加算)届出 |
1997年 10月8日 | 埼玉県災害拠点病院指定 |
1998年 3月26日 | 新病棟地鎮祭を挙行 |
1999年 6月28日 | 許可病床数変更(210床 → 290床) |
1999年 7月1日 | 新病棟完成(東館3階50床・4階50床使用開始) |
2000年 4月21日 | 開設10周年及び東館竣工記念式典開催 |
2001年 4月1日 | 院外処方開始 |
2001年 6月29日 | 第1回紹介患者カンファレンスを開催 |
2001年 7月18日 | 許可病床数変更(290床 → 310床) |
2002年 4月1日 | 院外処方開始(全診療科) |
2004年 11月1日 | 第3代院長 遠藤 康弘 就任 |
2004年 6月10日 | 医療秘書の導入開始 |
2005年 3月15日 | 許可病床数変更(310床 → 314床) |
2005年 10月10日 | 第1回健康広場(すくえあ)の開催 |
2005年 11月1日 | ボランティア受け入れ開始 |
2006年 5月29日 | 日本医療機能評価機構(Ver.4.0)の認定を受ける |
2006年 7月1日 | DPC準備病院となる |
2006年 9月11日 | 管理型臨床研修病院指定 |
2007年 8月17日 | 地域医療支援病院の名称使用の承認 |
2008年 1月31日 | 埼玉県病院整備計画の採用決定を受け 第3次救急病院の指定を受ける |
2008年 4月1日 | DPC対象病院となる 医療安全対策室・医局秘書課を新設 |
2008年 7月1日 | 地域医療連携センターの新設 |
2009年 4月1日 | 防犯安全担当課の新設 |
2009年 7月1日 | 開院20周年を迎える。 |