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「地域住民の皆様に安全で質の高い医療・福祉を効率的かつ継続的に提供する」
社会医療法人蘇西厚生会 松波総合病院
プロフィール
社会医療法人蘇西厚生会 松波総合病院
岐阜県羽島郡笠松町は濃尾平野の一角にあり、木曽川を挟んで愛知県と向かい合っている町である。古くから岐阜市と名古屋市を結ぶ交通の要衝として栄え、現在は名古屋鉄道の名古屋本線、竹鼻線が通っている。その笠松町の基幹病院が松波総合病院である。
松波総合病院は1902年に開設された歴史があり、100年以上に渡って地域の健康を支えてきた。現在は地域医療支援病院、地域災害拠点病院に指定されるなど、救急医療、急性期医療を行う一方で、回復期医療にも積極的に取り組んでいる。内科、呼吸器内科、循環器科内科、消化器内科、血液内科、内分泌・代謝内科、腎臓内科、神経内科、外科、呼吸器外科、心臓血管外科、消化器外科、肛門科、整形外科、脳神経外科、形成外科、泌尿器科、産婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、リハビリテーション科、放射線科、病理診断科、リウマチ科、小児科、皮膚科、麻酔科を標榜し、人工透析センターも有している。病床数は501床で、そのうち12床が開放型病床である。
今回は松波総合病院の松波和寿病院長にお話を伺った。
松波 和寿 病院長 プロフィール
1959年に岐阜県羽島郡笠松町で生まれる。1983年に東京医科大学を卒業後、岐阜大学産婦人科に入局する。1984年に高山赤十字病院、1985年に岐阜市民病院、1992年に岐阜県立下呂温泉病院に勤務する。1993年に多治見病院に産婦人科部長として勤務する。1994年に松波総合病院に産婦人科部長として着任する。1998年に松波総合病院不妊センター長を兼任する。2003年に松波総合病院副院長に就任し、診療局部長を兼任する。2014年に松波総合病院副院長、医療本部副本部長、診療局診療局長、まつなみリサーチパーク研究員を兼任する。2016年に松波総合病院病院長に就任し、医療本部本部長、まつなみリサーチパーク研究員を兼任する。
日本産婦人科学会認定医・専門医、母体保護指定医、日本がん治療認定医機構暫定教育医、日本クリニカルパス学会理事、日本医療マネジメント学会評議員など。日本生殖医学会、日本内視鏡学会、日本受精着床学会にも所属する。
病院の沿革
1902年に松波英太郎先生により、松波病院が開設され、1911年に加納町病院として再開設された。それから20年のときが過ぎ、1933年に松波外科医院が開設される。
戦後となった1947年に20床の松波病院が開設されたのを機に、松波外科医院は廃止となる。1957年に医療法人蘇西厚生会が設立される。1977年に国内３番目となるCT装置を導入する。そして、1988年に松波総合病院が新築移転し、437床の病院となる。
1994年に臨床研修病院に指定され、1995年には岐阜県内で初めてとなる体外受精を成功させる。また、1997年には日本国内の民間病院で初の生体部分肝移植手術も成功させた。1998年に心臓血管外科、1999年に神経内科、ペインクリニック、2000年に形成外科を開設し、標榜科目数も増加する。2002年には診療センター、人間ドック、健診センター、人工透析センターを持つまつなみ健康増進クリニックを新設する。
2003年に3階病棟に55床の回復期リハビリテーション病棟を開設する。2004年に現在の臨床研修制度が開始されたが、その開始と同時に臨床研修病院に指定される。
2008年に岐阜県内では初、国内でも３番目となる社会医療法人に認定される。そして、2010年に内視鏡手術支援ロボット「ダ・ヴィンチ」を導入する。これは岐阜県内で２番目、国内でも14番目という早さであった。2013年にはバージョンアップしたダ・ヴィンチSiを導入し、ダ・ヴィンチSiを用いた肝臓切除術を岐阜県内で初めて成功させる。また、2014年にはダ・ヴィンチSiによる子宮全摘手術を実施する。
2013年にまつなみリサーチパークを設立する。松波病院長は、まつなみリサーチパークの研究員でもある。まつなみリサーチパークでは在宅医療支援システムや採血・検査一体型デバイス、消化管デバイスの特許を取得している。
2014年に松波総合病院ノースウィングを新築開設し、病床数は445床となる。
2015年には松波総合病院サウスウィングの改修を行い、病床数は501床に増床され、59床の障害者病棟を開設した。
「当院では常に地域住民の方々の健康を守って、ともに歩んでいきたいと願っています。新たな改善点を模索しつつ、毎日の診療に努めています。」
2016.08.01 掲載 (C)LinkStaff
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