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「希望が香る」
社会医療法人同仁会 耳原総合病院

プロフィール

社会医療法人同仁会 耳原総合病院

社会医療法人同仁会 耳原総合病院

 大阪府堺市堺区は堺市の北西部に位置し、北を大和川が流れ、西は大阪湾に面するエリアである。沿岸部は主に埋立地となっており、堺泉北臨海工業地帯が広がっている。堺の市街地は室町時代後半から江戸時代初期まで自治都市として栄え、町の三方を環濠が取り囲んでいたが、その面影は随所に残されている。現在は区の南北をJR阪和線、南海電鉄本線、南海電鉄高野線、阪神高速4号湾岸線、阪神高速15号堺線などが貫き、大阪市や和歌山市などとのアクセスを容易にしている。
 耳原総合病院は南海電鉄高野線の堺東駅からバスで10分ほどの場所に1953年11月に開設された病院である。当時は耳原病院と称し、病床数は54床であったが、その後、診療科の増設、耳原総合病院としての竣工などがあり、拡大の一途を辿った。2015年4月にリニューアルを行い、現在は救急科、総合診療科、循環器内科、消化器内科、呼吸器内科、糖尿病・膠原病・内分泌内科、腎臓内科、小児科、外科、緩和ケア、胸部心臓血管外科、呼吸器外科、整形外科、泌尿器科、産婦人科、眼科、精神科、麻酔科、放射線科、リハビリテーション科、病理診断科、神経内科、脳神経外科、皮膚科(入院中の患者さんのみ対応)、耳鼻咽喉科(休診中)、歯科口腔外科を標榜し、病床数は386床となっている。
 今回は耳原総合病院の奥村伸二病院長にお話を伺った。


奥村 伸二 院長

奥村 伸二 院長 プロフィール

1960年に大阪市で生まれる。1985年に徳島大学を卒業後、耳原総合病院に入職する。途中、奈良県立医科大学附属病院第三外科(現 胸部・心臓血管外科学教室)の北村惣一郎教授のもとで学ぶ。また国立がん研究センター中央病院でも研修を行う。アメリカに3カ月の留学を行い、呼吸器外科を学ぶ。2011年9月に耳原総合病院院長に就任する。
日本外科学会専門医、日本呼吸器外科学会専門医、日本プライマリ・ケア連合学会指導医など。

病院の沿革


西暦
1953年 11月 耳原病院開設(ベッド54床……内、児、外、婦、Ⅹ線)
1955年 7月 第一病棟増設(ベッド117床となる)
1956年 3月 皮膚科、泌尿器科新設
1957年 4月 眼科新設
9月 第二病棟増設(ベッド211床となる)
11月 耳鼻咽喉科新設
1958年 11月 医療法人同仁会(財団)設立
1959年 2月 整形外科新設
1960年 5月 鳳診療所開設(内、児、外)
9月 麻酔科新設
1962年 11月 鳳診療所を病院化、鳳分院開設(ベッド38床・・・内、児、外、X線)
1963年 9月 原爆一般疾病指定
1965年 2月 総合病院として認可
1968年 11月 「堺から公害をなくす市民の会」結成
1971年 7月 精神神経科新設
1974年 3月 日常医療点検総括会議
7月 耳原総合病院竣工(地下1階地上6階、ベッド193床となる)
12月 手術棟改造(ベッド213床となる)
1975年 3月 泉州高等看護学院開校
12月 第1回医療活動委員会発足/管理棟完成
1976年 4月 第1回全職種参加症例検討会
8月 旧第二病棟改造(ベッド245床となる)
9月 同仁会職員互助会発足/同仁会第2次5ヵ年計画発表
10月 脳神経外科新設
12月 神経内科新設
1977年 5月 第2回日常医療点検総括会議/コンピューター導入
7月 全職種参加症例検討会
1978年 6月 CT、シネアンギオ棟完成、同2階に10床増設(ベッド255床となる)
11月 全職種参加症例検討会
1979年 1月 看護婦宿舎「みみはら寮」完成
2月 全職種参加症例検討会
4月 同仁会会館建設
5月 老松診療所(人工透析25台)開設
8月 救急病棟(18床)開設(第一病棟除去、未熟児4含め224床となる)
1980年 3月 全職種の慣性疾患管理研究討論集会
5月 別館(地下1階、地上3階、86床)完成、合計280床となる
8月 耳原旭ヶ丘会館完成(労働組合、夜間保育所が同館に移転)
9月 耳原旭ヶ丘鍼灸所開設/創立30周年記念行事
10月 企画室新設
1981年 3月 糖尿病教育入院開始
9月 耳原歯科診療所開設
11月 耳原鳳病院新築移転(85床)老松診療所増改築(40台)
RI検査室開始
12月 別館2階にSCU開設
1982年 4月 外来・病棟事務課新設
10月 医局事務課新設
11月 内科専門分化実施
12月 入院助産制度認可
1983年 2月 堺老人問題シンポジウム開催
3月 第三次長計審議会発足/堺・泉州の医療を考えるシンポジウム開催
5月 重症者看護病棟23床となる
6月 眼科外来オープン
9月 診療事務課発足
1984年 11月 「耳原友の会」設立総会
1985年 7月 創立35周年記念事業実行委員会設置
9月 在宅酸素療法加算承認/4階に「集中観察室」開設
1988年 4月 新館建設第一期工事竣工(新館5階、新救急病棟)
1989年 1月 特3類看護認可
2月 胸部心臓血管外科標梼
7月 適温適時給食実施
1990年 4月 新館3階病棟オープン
7月 別館3階病棟オープン
1992年 1月 外来オーダーリングシステム開始
1993年 4月 第2土曜休診開始
5月 第1回健康まつり開催
1994年 4月 第2・第4土曜休診開始/在宅医療部発足
1995年 1月 阪神大震災支援運動に取り組む
2月 ショックウエーブ導入
4月 骨密度測定装置導入
5月 訪問看護ステーションみなと開設
9月 慣性疾患管理活動委員会発足/新看護体系(2:1A加算)
11月 第1回定例会職種参加症例検討会
1996年 2月 耳原鳳こども診療所開設
1997年 10月 耳原高石診療所開設
1998年 4月 厚生省臨床研修指定病院認可/第2・4土曜日診療再開
12月 老人保健施設みみはら開設
1999年 4月 特定医療法人取得
5月 地域医療室開設/整形外科開設/内科総合病棟開設
10月 病棟再編(10病棟→9病棟)
2000年 4月 救急告示開始(内・小・外)/居宅介護支援事業所開所
11月 みみはら高砂クリニック開設/救急告示総括会議
12月 医局合宿/クリーン大作戦(第二弾)お掃除の日
2001年 1月 課長・婦長以上研修会
2月 第三回開業医懇親会/学術運動交流集会
4月 日常医療点検総括会議/リハビリ拡張基準Ⅱ取得
5月 感染対策緊急集会/経費削減スタート集会
6月 クリーン大作戦(おそうじの日)/救急告示総括会議
7月 医療安全大会/医活委員会立上げ/メディカルカンファレンス
8月 メンタルヘルス学習会
9月 メディカルスタッフ症例検討会/浜寺石津支部結成/CRデジタル化
11月 大阪民医連総会/友の会健康まつり/「医療事故防止月間」学習会
12月 医療の質の向上とクリニカルパス学習会/医局合宿/クリーンデイ/外来医療交流集会
2002年 1月 新年集会/医療倫理委員会設置
2月 皮膚科外部化/全日本民医連総会/専任リスクマネージャー配置
4月 日本医療機能評価受審日/法人学術運動交流集会/泌尿器科2診科/外科・心外・整形外来統合診療オープン/放射線科・麻酔医科専門医着任
5月 医療サービス課新設/同仁会学術運動交流集会/泌尿器科外来拡充/放射線科総合受付開設/電子カルテ補助金決定/紹介外来特別加算取得/外来改装
7月 同仁会医療安全大会/急性期特定病院加算取得
10月 新2階病棟開設/MRI導入
12月 緩和ケア病棟新設/第1回緩和ケアシンポジウム(地域公開学習会)
2003年 1月 同仁会新年集会
5月 鳳病院に6床移設
7月 薬剤師全日24時間体制実施/電子カルテオーダーリングシステム稼働/医療安全集会
8月 別館2階病棟「特殊疾患入院施設管理加算」承認/外来化学療法センター開設/入院時医学管理加算承認
11月 日本医療機能評価一般B認定/地域健康まつり
12月 第2回緩和ケアシンポジウム(地域公開学習会)
2004年 3月 SPDシステム導入
4月 NST活動開始
7月 日帰り手術センター開設/同仁会医療安全大会
10月 日帰り手術センター患者送迎便運行/台風23号水害(但馬)
クリティカルパス委員会発足
11月 入院お見舞いメールスタート/「当院の姿勢と患者様に望むこと(患者様の権利章典)」の実施/地域健康まつり
12月 第1回「地域医療連携をすすめる会」
2005年 5月 小児科準夜救急開始
12月 ISO9001取得
2006年 5月 DPC対象病院
6月 7対1看護取得
2007年 3月 64列CT導入
リハビリ体制強化
鳳病院より12床病床移動 386床
医療ケア病棟閉鎖
2008年 2月 小児科単独病棟開設
3月 リハビリ機能を鳳病院より移動 病棟開設
10月 集中治療室開設
11月 病院機能評価 更新審査
2009年 6月 無料低額診療開始
2011年 1月 社会医療法人認可
6月 大血管リハビリテーション室開設
9月 病院長交替
2012年 4月 退院調整機能の強化(専従者配置)、患者サポート体制強化、ベットコントロール専従者配置
11月 地域支援病院認可
2013年 10月 回復期リハビリテーション病棟開設
11月 病院機能評価 更新
2014年 6月 OB&OGのつどい
10月 工事現場見学会
2015年 4月 新病院開院
6月 320列CT 導入
9月 歯科口腔外科、救急科 標榜
循環器センター、腎・透析センター、消化器センター 開設
10月 「患者さん」呼称変更
2016年 5月 耳原総合病院エリアフルオープンまつり(地域交流ゾーン、グランドオープン)
総合診療センター、がん支援センター

 「2015年4月の新病院開院は大きな出来事でしたね。病院という場所はもともと30年に1回のサイクルでリニューアルするものですが、当院も以前の建て替えから40年を過ぎていたことと、耐震補強の問題があったことでリニューアルの運びとなりました。それから療養環境としてもかなり古いものになっていましたので、その改善のためでもあります。土地をもう少し大きく購入できていたらやりたかったこともありますし、今も若干の狭さを感じています。医療や介護はやろうと思えば、いくらでも手をかけられますからね。」

2016.09.01 掲載 (C)LinkStaff

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