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急性期から回復期への継続した医療を
地域密着で取り組んでいます。
プロフィール
赤穂中央病院(兵庫県赤穂市)
兵庫県赤穂市は岡山県との県境にあり、瀬戸内海国立公園の一部を成している街である。播磨灘に注ぐ千種川は名水百選にも選ばれており、その河口に広がる平野に赤穂城を中心とした城下町の名残のある市街地と都市景観100選の港町の町並みの美しさで知られている。のちに「忠臣蔵」として語り継がれる赤穂事件のゆかりの地でもあり、毎年12月14日には赤穂義士祭が行われている。古くから塩田が栄え、赤穂で生産されている塩は「赤穂の塩」として全国で販売されている。
赤穂中央病院は兵庫・大阪・東京に9つの病院を展開する伯鳳会グループが最初に設立した病院である。24診療科、265床を有し、急性期から回復期への継続した医療を地域密着で行っている。また、法人内での連携が厚く、患者さんが安心して治療や介護を受けられるような取り組みをしている。
今月は赤穂中央病院の長尾俊彦院長にお話を伺った。
長尾 俊彦 院長 プロフィール
1956年に岡山県で生まれる。
1981年に岡山大学を卒業後、岡山大学第二外科大学院に進む。
1985年5月に広島市民病院心臓血管外科に勤務を経て、1985年9月に赤穂中央病院外科に勤務する。1990年12月に国立がんセンター病院呼吸器外科に勤務する。1991年6月に赤穂中央病院外科に戻り、呼吸器外科を開設。1997年11月に新東京病院心臓血管外科に勤務する。1998年11月に赤穂中央病院に心臓血管外科を開設。2001年4月に赤穂中央病院院長代行に就任する。2002年9月より赤穂中央病院院長。
日本心臓血管外科学会 専門医、日本プライマリ・ケア連合学会 指導医、岡山大学臨床教授、赤穂市医師会 理事
病院の沿革
- 1962年 2月
- 古城外科 開設
- 1964年 10月
- 古城病院 開設(診療所から病院へ)
- 1970年 5月
- 医療法人伯鳳会 古城病院に改組
- 1984年 10月
- 古城病院から医療法人伯鳳会 赤穂中央病院に名称変更
- 1991年 4月
- 播磨科学公園都市に古城診療所 開設
- 1994年 11月
- 伯鳳会訪問看護ステーション 開設
- 1995年 10月
- 介護老人保健施設 伯鳳会プラザ 開設
- 2000年 8月
- 赤穂中央病院附属ジャスコ診療所・ジャスコ治療院 開設
(2011年4月 イオン診療所に名称変更)
- 2003年 6月
- 赤穂中央病院の外来を分離し、赤穂中央クリニック 開設
(2007年4月 赤穂はくほう会病院に名称変更) - 2003年 11月
- 卒後臨床研修病院(管理型)取得
- 2004年 4月
- DPC参加
- 2010年 7月
- 7:1看護(一般病棟入院基本料7対1入院基本料)取得、
病院機能評価審査体制区分3(Ver.6)認定 - 2012年 7月
- 回復期リハビリテーション病棟入院料1取得、広域医療法人伯鳳会 認可
- 2015年 6月
- 病院機能評価3rdG Ver1.1審査受講
「当院の前身は古城外科で、1962年に設立されました。それから古城病院となり、現在の赤穂中央病院になったのです。古城外科がなぜ赤穂に開設されたのかは昔のことで、あまり知られていません。実は、初代の古城猛彦理事長の趣味がキジやカモなどの猟だったんです。それで岡山県から絶好の狩場である赤穂までたびたび出かけていたらしく、一言で言えば趣味のためにこの場所を選んだと聞いています(笑)。」