プロフィール
京都民医連中央病院(京都市中京区)
当院は、地域の方々、そして京都民主医療機関連合会(以下、京都民医連)を支えて頂いているすべての人々の願いを込め、1987年に京都民医連のセンター病院として開設されました。
当初の205床から2000年の臨床初期研修制度発足を受け300床に増床し、「急性期医療の提供」と「医療従事者の育成」を使命に30年余りの間、地域に根ざした急性期医療をすすめてまいりました。
2011年に在宅復帰機能の強化と緩和ケア病棟の開設で411床に増床し、現在では集中治療(HCU)から回復期リハビリテーション病棟、地域包括ケア病棟、緩和ケア病棟を持つ、急性期医療から在宅復帰支援まで幅広い機能を持つ病院として医療活動を行っております。
2019年11月を目標に病院の新築移転の計画を進めております。「(すべての人々にとって)なくてはならない病院」をコンセプトとし、目標に「地域のヘルスプロモーションの拠点になる」ことを加えました。
地域に求められる急性期機能と在宅復帰支援を目指して救急医療と専門的医療の拡充をすすめながら、一方では、病院の存在が地域の人々の健康と生活の向上に役立つように、様々な連携を軸に、地域の人々のつながり作り、健康への関心の向上、そして地域に隠れた困難に手を差し伸べられるような目と構えを養うことに取り組んで行きます。そのなかで「地域に眼を向ける力を持った医療従事者づくり」をすすめて行きます。今年度中にそのための第一歩として、WHOが推奨する「健康推進病院(HPH)」へ加盟し、これまでの活動をさらに推し進め、科学的に捉えて発信する役割を担って行きたいと考えています。
今月は京都民医連中央病院の松原為人(ためひと)院長にお話を伺った。
松原 為人 院長 プロフィール
- 1986年(S61年)3月名古屋大学医学部卒
- 1986年(S61年)5月愛知みなと医療生協協立総合病院
- 1989年(H1年)4月京都府立医科大学小児科修練医
- 1991年(H3年)4月京都保健会京都民医連中央病院
- 1994年(H6年)4月京都保健会吉祥院病院
- 1996年(H8年)4月京都保健会京都民医連中央病院
- 2017年(H29年)7月京都保健会京都民医連中央病院院長
日本小児科学会専門医
経緯
名古屋大学を卒業後、あの頃の名古屋大学はスーパーローテートで1年間の全科ローテートし、民医連の病院に行きました。
2年間程小児科をフィックスして3年が終わる前に家庭の事情で京都に戻ってきました。
その時に京都民医連との関係で京都府立医大に入局しました。
府立医大に入局して2年後の91年から京都民医連の小児科に戻ってきました。
実は私の父親が昔、京都民医連中央病院で院長をしていましたので、病院としては知っている病院でしたが、家庭の事が無ければ名古屋大学の小児科に入局していたと思います。
大学も私の経緯を理解してくれたので、2年間住んで3年目から京都に戻ってきました。
途中で小さな吉祥院病院という民医連の系列の病院に2年間程行っていますが、後は全てここに勤めています。
院長になった経緯
去年の7月に院長になったのでまだ1年です。
1997年位から小児科の責任者、2004年か10数年副院長を務め去年から院長として務めています。