開業前はアルバイト
2003年08月15日 コンサルタントK
某大学病院に勤務していた40代半ばの脳神経外科専門の医師(A先生)から、期間限定のアルバイトが出来ないかと相談を受けた。A先生は、年末に開業するための準備を進めているが、その間の収入が無くなってしまうことに不安を覚えたという。
開業するには、時間も必要だがそれ相応の資金が必要である。期間限定のアルバイトであれば、拘束時間も少なく一定の報酬を受けられるので、開業する医師には魅力的である。
A先生の希望診療科目は専門の脳神経外科であるが、診療所での外来や病院での在宅の経験から内科・外科・プライマリーも併せて希望していた。
そこで、開業準備に支障をきたさず、週4日程度の勤務が可能な医療機関を複数紹介する。A先生のきさくな人柄もあり、自宅から1時間圏内の複数の医療機関から即採用の通知を受け、現在は開業準備の傍ら、当直・検診を精力的にこなしている。気になる報酬は、平均週4日の勤務で月収約100万円を確保する事が可能となり、奥様も安心し精神的に安定した開業準備を進めている。
限られた期間であっても、先生と医療機関双方の希望を叶えることが可能となった好例である。
完