ドクター転職ショートストーリー

元気をもらえる活発な先生との出会い(下)

2017年07月01日 コンサルタントK

数日後。N先生から電話が入りました。
「周りにも色々相談しましたが、やはりA病院にお世話になろうと思います。」
当初と考えは変わらず、A病院へのご入職を決められました。その後、私からA病院の事務長にN先生がご入職を決められた旨を連絡致しました。
「ありがとうございます。院長もN先生が来られることを望んでおりましたので、きっと喜ばれると思います。」
事務長もN先生が入職を決められたことを非常に喜んでおりました。
その後、入職に向けての条件提示書の確認等、事務的な手続きを進めました。

年が明けた1月初旬、N先生から電話が入りました。
「急で申し訳ないのですが1月下旬に引っ越しの手続きに行く用事ができたので、それに合わせてA病院に行くことはできませんか?」
いつもの明るい声で訪問の依頼を受けました。事務長に連絡したところ、「喜んで」ということで訪問スケジュールを調整しました。
再訪問時、院長は不在でお会いできませんでしたが、事務長と1時間以上に渡り、入職後の業務の説明やその他雑談で和やかな雰囲気のうちに終わりました。
その時点では、4月1日入職ということで話を進めていました。
また、上京後の住まいもその日正式契約してきたとのことで、あとはその日を待つだけの状態となりました。

1週間後、N先生から再び電話が入りました。
「今の病院から正式に退職の了解をもらって、3月頭に辞めることになりました。あまり遊んでいてもしょうがないし、そちらにお世話になるのは出来るだけ早い方がいいかなと思ったので、3月中旬から勤務を開始することはできませんでしょうか?」
第一印象で多少せっかちなところがあるとは感じていましたが、4月1日入職で話は進んでいましたので、こちらも大急ぎで病院の事務長と調整に入りました。
「また随分急ですね。こちらは問題ないと思いますが、外来のシフト等も確認して調整します。」
と言っていただいて、驚きながらも受け入れていただきました。
3日程、院内調整していただいてN先生の希望通りに3月中旬の入職で正式決定しました。
「ありがとうございますーー。」
特徴のある甲高い声でN先生は喜んでいらっしゃいました。

その後、入職日の1週間前に引っ越しを済まされ、無事予定通りに入職されました。
引っ越しされてきてから入職までの1週間、毎日電話をいただきました。今日は役所で手続きしてきた、今日住んでいる所の近くでおいしい店を見つけた、地下鉄で迷った等々・・・
新しい土地に住むので、知り合いがいるとはいえ非常に不安だと正直なお気持ちを話されていました。いつもの明るいN先生とは違った一面を見せていました。
ただ、当初から感じていたようにN先生の明るさはすぐに新天地でも溶け込めると感じております。いつものN先生をそのまま出せば問題ないと思います。

我々は日頃多くの先生達と接しておりますが、どんなに明るく見える先生でも勤務先を移るということに関しては我々のような会社勤めの人間と同様に、多くの不安を抱えながら移られるのだと思います。
そういう先生達の不安をいかに消してあげるのかが我々コンサルタントの使命だと思います。
今後も先生たちの気持ちを先取りできる対応ができるように心掛けていきたいと思います。

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