ドクター転職ショートストーリー

患者さんをハッピーにしたい(上)

2017年08月15日 コンサルタントY

今回、ご紹介する脳神経外科ドクターは全く未知の領域にチャレンジするアグレッシブな女性医師のお話です。

そのドクターとの出会いは、当社が運営するウェブサイトからのお問い合わせメールが最初でした。
早速、お問い合わせのお礼も兼ねてお電話し後日、会えることになりました。面談当日、どんな方なのか胸を躍らせて待っている私の前にそのドクターは現れました。
長身で細身のモデルのような体系の美人ドクターでした。

初めに先生の生い立ちや家庭環境などプライベートのお話していくと私と同い年ということがわかり、ほんの少し心を開いてくれたように思いました。そこで当初、ご希望されていた美容皮膚科への転科の志望動機をお聞きしてみました。
すると「私は若いときに美容皮膚科クリニックに通い、すごく肌をきれいにしてもらいハッピーになれました。そこで興味をもち、私のような悩みを持っている女性をハッピーにしてあげたいんです。」と。勤務時間やお給料でもなく、勤務地でもない。ハッキリとやりたいことが見つかり、そこを目指したい。このお話しを聞き、私は先生を尊敬の眼差しで見るようになっていました。
これまで、数々の急性期病院で要職を歴任し、オペのスキルや経験は大変、豊富なドクターXの米倉涼子のような方で見た目からは想像もつきませんでした。

翌日から早速、求人探しに取り掛かり、3件の案件を次々に提案しました。内2件は先生もご興味を持っていたようで早速、面接の段取りを取ることになりました。
医療機関と折衝するにあたり、今まで激務をこなしてきた先生を考慮して入職当初は無理のない週3日勤務で未経験でもしっかり研修を行ってくれることを条件に交渉を行いました。
しかし未経験という点で医療機関の反応はあまり良いものではありませんでした。ただ、スキルや経験がアピールできない分、私は熱い志しの部分をお話しました。
「今回の先生は容姿端麗で若いときに美容皮膚科にお世話になった分、今度は患者さんをハッピーにしてあげたいとの理由で美容皮膚科への転科を決意しましたがいかがでしょうか?」

すると先方からは意外な返答が返ってきました。

次へ続く

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