医師の仕事・働き方・キャリアプランについて

#35 医師の転職理由はコレ!理由別に転職先の選び方を紹介します

転職をしたい医師はまず「何のために転職するのか」を考えましょう。「お金」や「やりがい」などさまざまな理由があるはずです。そして、自分の望みがかなう転職先を見つけるのが肝心です。ここでは、医師の理想の転職先を理由別に紹介していきます。

医師の転職理由はコレ!理由別に転職先の選び方を紹介します

やっぱりお金!年収を上げたい!

年収に不満があって転職を考えているなら、まず「どうして収入が上がらなかったのか」を逆算して考えてみましょう。たとえば、現在の職場で活かせる能力がないのなら、アピールポイントがないので収入は上がりません。医師はサラリーマンと違って「売上目標」などの分かりやすい「実力の証明」が難しい職業です。たくさんの患者を診療したからといってノルマがあるわけでもなく、人事の対象にならない職場も多いのです。ただし、希少価値のある技術、知識がある医師になると待遇はアップします。将来的に医療業界では専門科目が細分化され、ある領域の「スペシャリスト」と名乗れる医師が必要とされていきます。特化した専門分野がある医師は、自分の専門に力を入れている病院を中心に転職活動を行いましょう。必要としてくれる病院に移れば自然と給料は良くなります。

スキルアップ・キャリアアップを目指したい!

せっかく医師になったからには医療業界に貢献できる仕事をしてみたいと思う人もいるでしょう。そのためには相応のキャリアを積んで、現場を監督できる立場になる必要があります。また、興味のある分野について見識を深めたい医師なら、現状の職場ではスキルアップができずに悩んでいるかもしれません。キャリアアップ、スキルアップを理由に転職するなら「どんな仕事をしてきたのか」を自己分析しましょう。キャリアアップを果たすためには転職先で自分の実績を詳しくアピールできなければいけません。スキルアップを目指すなら、自分がどんなことに興味を持っているのかを自覚しておくのが大前提です。たとえば、最新技術が医療にも応用されてくる時代では、設備の整った病院に入るとやりがいを感じられます。設備の充実度から転職先を検討してもいいでしょう。

業務内容や職場環境に不満がある!

医師の仕事はハードであり、休日出勤や残業も珍しくありません。あまりにも過酷な労働環境が続いているなら転職を本格的に考えてみましょう。とはいえ、転職先でも同等の環境が待っていたり、より過酷になったりするのであれば本末転倒です。最初に「現在の職場が本当に辞めるほどつらい状況なのか」を確認し、一時の気の迷いで転職しないようにしましょう。そして、転職先は「人員の数」を重点的にリサーチします。仕事がハードになるのは究極的な理由として「人手不足」だからです。単に頭数が足りていないだけでなく、特定の知識を持った医師が少ないから一部に責任が押し付けられている職場もあります。転職先では「人数」だけでなく「専門医の数」もチェックしましょう。自分と同じ専門医が足りている職場なら安定した毎日が送りやすいと予測できます。

転職理由を見つめなおすことも大切

医師として長く働いていると転職を考えるときもあるでしょう。しかし、間違った理由で転職をしてしまうと転職先でも似たような不満が再発し、結局転職を繰り返すトラブルが起こりえます。転職を不要に繰り返すと医師としての信頼を失い、キャリアアップに響くでしょう。転職を思いついたときは「転職理由が正当か」を自分でよく考えます。たまたまストレスがたまっているだけだったり、自分に問題があったりするときに転職をしても大きな成果は得られません。また「仕事がなかなか覚えられない」などの後ろ向きな理由で転職しても新しい職場になじみにくいでしょう。転職理由として理想なのは「前向き」で「生産的」であることです。「今の職場が嫌」だから転職するのではなく、「新しい職場に期待する」転職なら、キャリアアップにつながる可能性が高まります。

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