医師の仕事・働き方・キャリアプランについて

#38 医師が転職で使える!履歴書テンプレートをご紹介

履歴書は単に学歴や職歴を記すためのツールではありません。その人の人柄が見えると言っても過言ではないのです。書き方はもちろんのこと、どんな履歴書を使うかも見られると思ってください。医師としてふさわしい履歴書を選び方について解説します。

医師が転職で使える!履歴書テンプレートをご紹介

履歴書を選ぶ前に… 必要な項目を整理

医師の履歴書は何でもいいということではありません。履歴書の選び方ひとつで採用担当者に与える印象が変わることを知っておく必要があります。例えば、内容に対して十分な記入スペースが設けられていない履歴書を選んでしまうと、全体的に文字間が狭くなったり必要な改行がされなかったりして、全体的に見づらいものになります。ぱっと見て読みにくく詰め込んだ感じの履歴書は、それだけで読む気を半減させることもあります。それとは逆に、余白が多過ぎるものは真剣に転職を考えていないという印象を持たれるかもしれません。こうした失敗を防ぐには、内容に合った適切な履歴書を使うことです。そのためには、まず記入する項目を整理しておきましょう。ここで考えておきたいのは、学歴をどこから書くかということです。履歴書は高校から記入することが一般的ですが、私立など名門の小学校や中学校を出ている人はそこから記入しておくのもいいかもしれません。医療関係に従事している人は小中学校から名門出身である人は多いものです。同じ学校の卒業生ということがあれば親近感を持たれることもあります。そういったことも考えながら、記入する項目をまとめていきましょう。

履歴書テンプレートの上手な選び方

自分の書きたい項目に沿った履歴書を選ぶなら、テンプレートを使うのもいいでしょう。文具店で探す時間がない時にも、テンプレートなら簡単に探せます。履歴書には印鑑の押印欄があるものとないものとがあります。実際にはどちらでも構わないのものですが、押印欄があるものを選ぶようにしましょう。医療関係の採用担当者の中には、印鑑がきちんと押されているかどうかを気にする人もいます。また、必ず日付入りのものを選んでください。日付は履歴書がいつ記入されたものかを知る手段になるものです。日付入りのものを選んだらできるだけ提出日に近い日付で書きましょう。日付が古いと、他の使い回しのような印象を与えることもあります。履歴書テンプレートは、自分が何に重点を置いて書くかを基準にすると上手に選べます。特技や趣味の部分にアピールできるものがあるなら、その項目が十分取ってあるものを選んでください。自分が強調したい部分が余裕を持って作られているか、そして不要な項目が入っていないかを見るようにしましょう。こうすることで余白ができてしまうことを回避できます。

おすすめはコレ!無料の履歴書テンプレート

自分の書きたい項目に沿って柔軟に履歴書を選ぶなら、無料のテンプレートもおすすめです。無料ですがその種類は豊富で、さまざまなタイプが用意されています。ネットでダウンロードしてそのまま使用できます。スマホでも対応可能です。自宅にプリンターがない場合はネットプリントを利用するという方法もありますし、Office やExcelにも対応しているものもあります。会員登録さえすればすぐに無料で使えて手軽です。すぐに応募したい求人を見つけた時にも迅速な対応を可能にしてくれるでしょう。

医療機関に合うテンプレートを

履歴書テンプレートの選び方でもうひとつのポイントは、応募する医療機関に合っているものにすることです。医療機関に応じて求められる内容には違いが出てきます。所属学会や研究内容に論文なども明確にした方がいい場合は、それに合ったテンプレートが必要になります。または、どのような意気込みを持っているか伝えるために自己PRに重点を置いた方がいいものもあるでしょう。医師の履歴書は転職をしたい求人先に始めにアプローチする手段です。自分の人柄が上手く伝わるテンプレートを選んでください。

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