院長メッセージ
約16万人の流山市民を中心に地域住民の健康と命を守る当院は、地域密着型の総合病院です。1か月当たりの手術件数は約100件、内視鏡検査件数約500件、血管造影は40~50件を数えます。
開設当初から地域とともに成長してきた当院に対する住民の思いは強く、さまざまな形で支援を受けながら今日にいたっています。
病院の特色として、①初期診療から高度医療まで提供できる医療体制、②小児医療から高齢者医療まで対応できる体制、③無料低額診療、④関連施設と協力して在宅医療・介護にも積極的に取り組んでいます。さらに、医師、薬剤師、臨床検査技師など、将来、医療に携わる学生の実習も受け入れ、未来を担う人材の育成にも力を入れています。
内科、小児科をはじめ、多くの疾患は当院で対応できますが、専門性の高い疾患については、心大血管の診療のできる医療機関、脳外科の診療のできる医療機関などと連携をはかって患者様にはよりよい医療を提供できるよう務めています。
当院の特徴の1つは急性期から慢性期、在宅医療まで幅広い医療ニーズに応えることですが、サテライトクリニックと合わせると、病床数(311床)と同じくらいの訪問診療を実践しており、在宅で療養したいという患者様のニーズに応えています。
当院の診療圏は、高齢者所帯が多い地域と開発によって新たに誕生した市民生活の場があり、高齢者医療とともに小児科医療にも高いニーズがあります。そのため、小児科診療にも力を入れ専門医4名+小児科の研鑽を積んだ各科の医師及び非常勤の小児科医で対応しています。
医療は人的組織力が大きな要素を占める分野です。病院で働く医療スタッフこそ財産との考えのもと、働きやすい職場環境を整えるよう努力していますが、医師が効率的かつ患者様本位の医療を提供するためには、病院業務の裏方ともいうべき事務スタッフの存在も欠かせません。今後の課題の1つとして技術系スタッフとともに事務系スタッフの充実をめざしています。私たちは、チームとして協調的に働き、ともに学び合うことのできる医師を求めています。