研修医
臨床研修のご案内「初期」
プログラム概要
【プログラム名】市立函館病院初期臨床研修プログラム
【プログラム責任者職氏名】 副院長 丹羽 潤
【研修開始時期】4月
【目的】このプログラムは、医師としての人格をかん養し、将来、専門とする分野にかかわらず、医学および医療の果たすべき社会的役割を認識しつつ、一般的診療において頻繁に関わる疾病に適切にかつ十分に対応できるよう、プライマリ・ケアの基本的診療能力(態度・技能・知識)を身につけることを目的としている。
プログラム責任者から研修希望者へひとこと
当院は、道南地方唯一の救命救急センターをもち、高度医療を担う基幹病院として日々の診療は多忙を窮め、研修医にも積極的に診療へ参加してもらっている。各科間の診療体制は協力的であり、研修医は所属する科以外の医学的知識・体験を豊かにすることができる。また、熱意ある指導医により開催される週に1度のレクチャーや症例検討会への参加は、研修医をより一層レベルアップさせるものと思う。病院スタッフと協調して活動してくれる諸君の応募を期待している。
研修実績(人)
項目 | 年次 | H16 | H17 | H18 | H19 | H20 | H21 | H22 | 出身大学 | |
初期 | 1年次 | 単独 | 5 | 4 | 4 | 8 | 5 | 8 | 8 | 北海道大学 札幌医科大学 旭川医科大学 弘前大学 秋田大学 自治医科大学 金沢医科大学 筑波大学 北里大学 杏林大学 広島大学 福岡大学 産業医科大学 |
協力 | 6 | 3 | 5 | 5 | 3 | 3 | 4 | |||
計 | 11 | 7 | 9 | 13 | 8 | 11 | 12 | |||
2年次 | 単独 | - | 4 | 4 | 8 | 5 | 8 | 8 | ||
協力 | - | 3 | 5 | 5 | 3 | 3 | 4 | |||
計 | - | 7 | 9 | 13 | 8 | 11 | 12 | |||
後期 | 3年次 | 1 | - | 5 | 1 | - | 3 | 2 | ||
4年次 | - | 1 | 1 | 4 | - | - | - | |||
5年次以上 | - | - | 1 | 1 | 4 | 3 | 1 |
臨床研修のご案内「後期」
プログラム概要
1.後期臨床研修の開始は、初期臨床研修の終了後とする。(医師免許取得3年次以降)
2.臨床研修には次のコースを設ける。
1)多診療科ローテーションコース
2)総合医養成コース
3)専門医コース各種学会認定医・専門医コース(各種学会指定一覧参考)
3.研修期間
1)多診療科ローテーションコース 1年以上
初期研修で獲得した基本的臨床能力をさらに拡大していくことを目的としたコースです。
2)総合医養成コース 3年間
診療所や小規模病院での保健・福祉・医療の総合的業務(いわゆる地域医療保健活動)を実践するために
求められる技能や資格の習得を目指すコースです。研修期間は3年間。
3)専門医コース
各種学会認定医・専門医コース 1年以上
(各学会の要綱等に準じた研修期間の全てまたは一部)
将来専門医を目指すためのコースです。初期研修で獲得した基本的臨床能力をさらに拡大し、深めていくコースです。
例1)内科系の場合:
初期研修を含む3年間で所定の内科9分野、外科転科、剖検の研修記録を以て認定内科医受験資格を得ることができる。さらに認定内科医取得後3年以上の所定カリキュラムを修了して、内科・消化器科・循環器科および呼吸器科の各専門医受験資格を取得できる。
例2)外科系の場合:
初期研修を含む4年間以上で外科専門医の予備試験(筆記試験)を受験できる。さらにその後1年以上経て、最低手術症例数を充足した段階で消化器外科・呼吸器外科・心臓血管外科・小児外科の各専門医試験を受験することができる。
4.多診療科ローテーションコースで研修する診療科およびローテーション順は、研修医の希望を尊重し、臨床研修委員会が決定する。
5.後期臨床研修医は、原則として積極的に初期臨床研修医を補佐し、初期臨床研修医の教育に参加する。
6.後期臨床研修医の到達度評価
1)到達度評価は自己評価と指導医評価を以て行う。
2)自己評価および指導医評価は、当該診療科の研修終了後3週間以内に行い、これを臨床研修委員会あて提出する。
3)後期臨床研修修了時の到達度評価は、臨床研修委員会において形成的評価を以て行う。
4)目標に到達した研修医には、「後期臨床研修修了証」を交付する。