運営・経営方針
総合リハビリテーションセンター運営理念
1. リハビリテーションにおける県域の中核施設をめざす。
2. 保健・医療・福祉の総合的なサービスを提供し、障害者等の全人的復権をめざす。
3. 専門的な研究・研修機能を充実し、情報提供及び人材育成を行うなど先導的な役割を果たす。
私たちの目指すもの(中央病院運営理念)
1. 患者様の立場に立ったチームアプローチによるリハビリ医療
2. 入院から在宅までの一貫したサービス
3. 安全で質の高い先導的なリハビリ医療の追求
■経営者として大切にしてきたことをお聞かせください。
1つは、職員が働きやすい病院を作ること。職員が働きやすければ、それは患者への治療・ケアに活きてくるとの考えです。例えば診療部関係では、医師全員へのPC貸与とインターネット環境の整備、学会参加の全面支援、職種横断的研究に対する財政的支援、研究日の設置、医療秘書の導入などがあります。2つ目は、患者の安全を守ること。そのために組織横断的な医療安全推進室の設置、業務改善に対する職員研究発表大会の開催、ヒヤリハットにファントル君を導入し、記入や分析をしやすくしたことなどが挙げれられます。
【病院のこれから】
■リハビリテーション医療の今後をどのようにお考えですか。
リハビリテーション医療は、回復期病棟の設置という日本独自のリハ医療システムによって、世界でもまれな発展を遂げてきました。従来はリハビリテーション資源の投入量が直接にFIMやバーサルインデックスの改善につながるという結果でしたが、これからはリハの質が問われる時代に入り、リハ施設自体の淘汰の問題が出てくると考えています。その意味では、当院で行っているリハ医療はもともと、質を重視した医療を行っており、変化に対しても対応できると考えています。