運営・経営方針
1.運営・経営方針
畷生会脳神経外科病院の運営・経営方針を伺った。
「病院の成り立ちとしては、地域医療に根差した『地域密着型』の良質な医療を地域に提供するということが吉川前理事長からの理念ですので、『誠実・信頼の医療』という目標に向かって、努力を重ねています。」
2.地域連携
畷生会脳神経外科病院では様々な地域連携を行っている。
「在宅医療からの後方支援病院に手上げをして、在宅医療のバックアップも全面的に打ち出しています。また、現在はまだ利用されていないのですが、オープンベッドもあります。医師会における周辺の診療所との連携や地域内での病院間の連携も積極的に行っています。」
3.今後の展開
近年、救急医療の需要がかなり増えていますが、それに対応できるだけの救急面での人員をさらに充実させて、地域内の救急医療は当院で処理できるような体制を完成しつつある段階です。2014年の実績は麻酔1003例 脳神経外科300例、脊髄400例 外科200例 眼科200例 整形外科400例、循環器のインターベンション300例です。福島先生もいらっしゃいますので、特に脳神経外科の手術が多いですね。外科系には強みを持っていますし、畷生会脳神経外科病院という名前ではありますが、総合的に幅広く診療を行っています。今後も地域医療を充実させていくつもりです。
「新専門医制度」については研修内容が固まっている病院はまだ少ないですが、麻酔科などは大阪医科大学附属病院の新システムに組み込んでもらい、専門医が取れるような体制になっています。市中病院は症例数がネックだと言われていますが、当院は麻酔科、脳神経外科、外科、消化器内科、泌尿器科、整形外科の6科目を整備中で、眼科はまだ整っていません。流動的な面もありますので、今年から整備していく段階ですね。外科に関しては心臓外科、呼吸器外科、消化器一般を全部回らないと専門医と認定されないので、大学などの関連施設とコンビを組み、基礎を総合的に取らないといけないでしょう。当院は外科系に強みがあり、症例数も充足していますので、多くの医師に来ていただきたいです。
4.関連施設