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社会医療法人 秀公会 あづま脳神経外科病院
運営・経営方針
1.運営・経営方針
泉院長に運営や経営方針について、伺った。
「私どもの法人は地域包括ケアの縮小版のような構成になっていますし、病院から老健、遠方ですけれども老人ホームなど幅広く急性期から在宅までの一貫したサービス提供を行っています。医療だけでなく、介護や福祉、そういった小規模多機能型居宅介護事業所という、地域に根差したサービスを提供しているというのが特徴です。」
2.地域連携・医療連携
社会医療法人にふさわしく、あづま脳神経外科病院では地域連携を充実させている。
「ヘルスケアフォーラン祭という病院の祭りを毎年10月に行っています。大体的で、2000人規模のお祭りなんですよ。地域に根ざしたことを全てやっているような状況ですね。病院祭では院内での健康相談コーナーや、院外ではステージを作ってイベントやショーを見せたりしています。院内での健康相談コーナーでは健康管理のために必要なことをお話ししていますね。2階の多目的ホールでは私の講演会も開いています。」
3.今後の展開
まず、看板通りの脳神経外科のテコ入れですね。脳神経外科は当院の柱中の柱という位置づけですから、是非とも充実させたいですし、脳神経外科である程度の経験がおありの医師を希望しています。手術なども積極的に行っていただきたいです。急性期での受け入れの間口を広くして、在宅などへの流れを作るというシステムは既に確立していますから、どんな患者さんでもその流れに従って、在宅まで持っていけます。そういった繋がりやほかの施設との連携はかなり改善されていますね。当院は、トータルとしては急性期から在宅までを診ていますが、今後は弱い点を補強して、当院の持っている機能を有効に活用し、地域の皆さんに貢献していくことが当院の使命だと考えています。