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運営・経営方針

1.運営・経営方針

 齋藤理事長に、運営や経営にあたって取り組んでいることを伺った。

 「私どもは地域の中で急性期から在宅まで、地域の各医療機関や各介護施設などと連携をしながらやっていこうということで、急性期病院、回復期の病院、介護施設などを運営しています。孝仁会は社会医療法人ですので、病院や介護施設を運営していますが、同時に社会福祉法人も運営しているので、特別養護老人ホームをこの地域で4つ運営するなど、介護にも力を入れています。札幌でも同じように特別養護老人ホームに加えて、保育所も展開しています。グループ全体で急性期から在宅まで、訪問看護、訪問診療、訪問ヘルパーなども全て行っています。」
 

2.地域連携・医療連携

 齋藤理事長に地域連携や医療連携についても伺った。

 「釧路市内では医師会が中心となって、365日24時間、救急当番を二次・三次を含めて連携して体制を築いています。ドクターヘリもその中で大きな役割を担っています。年間400件ほどの出動がありますが、ドクターヘリの運用といった分野でも私どもの法人と市立釧路総合病院の連携があり、地域医療に貢献させていただいています。」
 

3.今後の展開

 地域ごとに必要とされているものを提供していくことが重要です。私どもの法人がこれだけ大きくなったのも地域で必要とされることに応えてきたからです。最初に作った脳神経外科病院が受け入れられたのも地域に市立釧路総合病院と釧路労災病院の2カ所しか脳卒中を診られるところがなく、それぞれ脳神経外科が1病棟を持ってはいたものの、病棟はいつも満床で、全ての患者さんを受け入れられず、各医療機関が困っていたからです。私どもが開設したときに最も喜んでいらしたのは医療機関の先生方で、「送り先がないから、専門でもないのに仕方なく診ていたけれど、これからはそちらで取ってもらえるのは有り難い」と言われましたね。
 中標津の中標津脳神経外科にしても、遠くから釧路に来院されるのは大変だろうということでクリニックを作ったところ、こちらも喜ばれました。介護施設などに関してもニーズが高く、看護師や介護士が意識のない患者さんでも褥瘡を作らないように、素晴らしいケアをしているので、感謝の声をいただいています。
 したがって、今後の展開にあたっても、地域の中で必要とされるものを作り、地域の皆さんに選ばれるような安全で、質の高い医療福祉介護サービスの提供を行っていきたいと考えています。

2018.07.01 掲載 (C)LinkStaff

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