HOSPITAL INFO - 川崎病院の運営・経営方針

1．運営・経営方針

　中村院長に運営や経営方針について、伺った。

　「経営面ですと、日々適切な診療をしながら必要な設備投資を行い、存続できるような水準の業績を常に達成していくのは当然のことですね。当院は民間病院ですから税金による補填がないので、国公立の病院に比べるとシビアな経営感覚で運営にあたっています。救急部門を充実させるのはもちろん、高齢者の多い地域ですので、紹介を頂く医療施設だけでなく介護施設にも満足いただくためにどのような対応を行うべきかを常に考えています。また、スムーズに在宅へ移行できるような支援に力を入れており、地域包括ケアシステムの一環として、2017年1月に患者支援センターを立ち上げたほか、その半年前の2016年8月には一般病床から48床を地域包括ケア病床に転換し、内科、整形外科、リハビリを充実させ、従前以上に患者さんの在宅復帰を促すシステムを構築しました。」

2．今後の展開

　これから2040年くらいまでは高齢者の人口が増え続け、それに伴い、様々な疾患を持つ方が増えていきますから、高齢者の方に適切な治療を提供することができる病院にしていきたいですね。2018年8月末に「地域医療支援病院」の承認を得ましたので、今後は更に地域からの紹介率の向上を目指すとともに、医療施設の方の教育研修を行ったり、設備の充実を図っているところです。地域の方々や先生方、介護関係の方々などにいつでも頼っていただけるような病院にして、地域医療に貢献できたらと願っています。