夢では無く“現実”です(上)
2016年08月15日 コンサルタントN
この度は『49歳、男性、消化器外科医』の先生が私との出会いから入職まで1か月半のスピードで新たな病院にご入職に至ったお話しです。ご面談当時も先生は常勤医師としてご勤務されていた為、決して急がれていた訳ではありません。しかし各種条件が整い、叶い、結果として1か月半での入職に至ったと言う事です。
さて、先生とは弊社が運営している求人サイトe-doctorに対し新規ご登録を頂いた事により出会いが始まりました。ご登録を頂きましたので私は先生に直ぐに連絡をしました。電話にて希望条件など一通り伺った後、ご面談にて更に詳細の情報を伺いたい旨をお伝えし、4日後にご面談をさせて頂く事になりました。
ご面談当日、私は30分前に待ち合わせ場所に到着しました。その15分後先生は到着されました。先生の第一印象は清潔感に溢れ、話し口調も笑顔交じりで丁寧で、非常に好印象でした。且つ、時間に対してもルーズでは無い事から先生への印象は非常に良いものでした。
一通りの挨拶と世間話を終え、早速詳細を伺う事にしました。事前にも伺っていましたが先生のご希望は①腹腔鏡オペは十分な症例を積んでいる②今後もその手技を存分に活かしたいとの事でした。尚、絶対的に遵守すべきは③『自宅から通える事』④『医局のしがらみが無い事』⑤『現在も勤務中の為、秘密裏に進める事』でした。
又、先生は転職に際し『紹介会社を使う事は初めてである』との事で様々な面で不安になられておりましたが、その不安な点に関しては弊社の取組、進め方を説明し“一旦は”ご納得頂きました。
次に転職理由についてですが、『家族がようやく揃う為』との事でした。『家族が揃う』とはどう言う事か伺ったところ、「お子様は大学の寮生活を、先生は単身赴任をされていた為、この4年間は家族がバラバラに住んでいた」との事でした。「しかし現在はお子様が大学を卒業し自宅に帰って来られた為、自分が帰れば家族が揃う」との事で、『家族と一緒にいたい思いが強くなり転職を決意した』との事でした。
先生の転職理由、プライオリティ、遵守事項など様々な事が面談により明確になった為、私は改めて事前に伺っていた内容を基に持参した求人を先生にご提示しました。その中から先生は1つの病院に強いご関心を示されました。
先生が関心を示された病院は消化器病センターがあり、消化器疾患の治療、癌に対して症例が抜群の病院でした。それ故に『大学医局に対するしがらみ』が懸念材料として払拭出来ないご様子でしたが、事前に『問題が無い旨』を病院より伺っていた為、先生に「不安に思っている事を直接院長に伝え、見解を伺いましょう」と伝え、1週間後の同じ時間帯に面接に臨んで頂く事が決まりました。
ご登録から11日後の面接になりましたが、先生のご希望に沿う求人で、且つ病院側にも受け入れ態勢があり、双方の日程調整も叶えば決して珍しい事ではありません。
むしろ11日後の面接で院長より非常に稀な提案を受け、その提案に対し先生も稀な回答をする事になろうとは・・・この時の私には想像する事は出来ませんでした。