運営・経営方針
1. 運営・経営方針
1.健診センター
伊賀市立上野総合病院の経営の強みになっているのが健診センターの存在である。PETセンターを完備しているため、豊富なオプション検査が用意でき、伊賀市民の健康増進に寄与している。
健診センターの常勤医師である藤川勝彦医師は日本内科学会認定の総合内科専門医であり、丁寧で分かりやすい説明と迅速な判断で受診者のニーズに応えている。
「本院に隣接しているので、治療に関しても責任を持ってあたることができています。また、専門医が検診にも参加していますので、安心して診療行為ができる体制を整えています。」
2.市民公開講座
伊賀市立上野総合病院では市民公開講座を積極的に開いている。院内、院外の医師による講演のほか、2011年8月には「病院で働こう!」をテーマに開催した。将来、医師や看護師などの仕事に興味のある中学生、高校生を中心に、手術執刀、看護業務、注射業務、画像診断の体験をさせるほか、管理栄養士、放射線技師、理学療法士、臨床検査技師、臨床工学技士、薬剤師などの業務紹介を行った。
「市民の方々が私どもの病院のことを良く知っていただけるように、2カ月おきに努めて開催しています。伊賀市が一体となって医師のバックアップをしていけるよう、今後も続けていきます。」
3.今後の展開
消化器診療、がん診療に力を入れていくことはもちろんですが、三重県西部の外科二次救急施設として中心的役割を果たしていきます。名古屋大学医学部医療システム講座のサポートで、三重大学医学部附属病院、岡波総合病院、名張市立病院のほか、地域の開業医の先生方ともITリンクを作り上げていく予定です。さらに当院の後方支援として滋賀医科大学と循環器内科、消化器内科、腎臓内科の教授に定期的に来ていただき、連携を強化しています。私どもには学閥がなく、名古屋大学医学部の教授も定期的に診療に来ていただいているので、名古屋大学とも関係を持っています。今後は川崎医科大学とも連携をしていきます。一方で、総合的地域中核病院を目指すために、不足している内科医の充実を図る考えです。