HOSPITAL INFO - 上野外科胃腸科病院の病院の特色

１．病院の特色

●上野外科胃腸科病院の特色は地域性、内視鏡・腹腔鏡を使った治療、透析治療です。

「志免町は福岡市内の少し外側にある地域ですから、ものすごく田舎だというわけではありません。福岡市に近いロケーションで、周りの郡部が高齢化して過疎化している中で、糟屋郡は逆に若い人が増えつつあり、ベットタウン化してきていますので、ほかの郡部とは違う地域ですね。当院は開設して50年になるのですが、地域に根差した地域医療を行ってきました。病院の名前にもありますように、消化管の上部、下部の内視鏡検査、それに伴う手術、特に腹腔鏡手術に非常に力を入れているのが病院としての特徴の一つです。もう一つの特色は透析を行っている点です。急性期、亜急性期を担うとともに、透析患者さんのような慢性期の患者さんの治療も行っています。」

２．内視鏡手術について

●上野外科胃腸科病院では良性疾患を中心とした内視鏡手術を積極的に行っている。

「私が中心になって、手術を行っています。内視鏡外科手術は限られた鉗子の動きや視野の中での手術となるので、ある程度の技術が必要であると言えます。私は当院に来る前は九州大学病院にいましたが、九州大学病院には全国的にも珍しく、学内に内視鏡外科手術トレーニングセンターがあります。私はその立ち上げに携わると同時に、インストラクターも務めていました。手術を安全に行うための実技や講義を行ってきましたので、そのノウハウは当院でも活かせると考えています。日本内視鏡外科学会の技術認定医を持っていますので、安全に手術を行っているという一つの指標にはなりますね。」

●田上病院長のもとで内視鏡手術を学び、日本内視鏡外科学会の技術認定医を目指すこともできる。

「内視鏡外科手術をやりたいと考えている医師が当院に勤務して、できれば当院で日本内視鏡外科学会の技術認定医を取っていただくことが理想ですし、そうなれば遣り甲斐もありますね。ただし、技術認定医を取るのは非常に難しく、1、2年で取れるものではありません。腰を据えて頑張ってくれる若手の先生がいれば、もちろん指導もしますし、修練も積めるはずです。」

３．単孔式腹腔鏡下手術について

●上野外科胃腸科病院の大きな特色の一つが単孔式腹腔鏡下手術である。

「手前味噌かもしれませんが、自信を持っています。当院で単孔式腹腔鏡下手術を始めたのが5年前で、既に650の症例を超えています。それだけのノウハウがありますので、ほかの病院であまりできないような手術をやってみたいという希望がおありであれば、是非、当院に来ていただければと思います。腹腔鏡関係に関してはお教えできることが多くありますよ。」