HOSPITAL INFO - 五井病院の病院の特色

１．内科

　内科はそれぞれの専門医が在籍する。糖尿病、高血圧、高脂血症などの生活習慣病の診察や治療も行っているほか、専門外来である糖尿病外来も開設している。

「糖尿病外来は透析に至らないようにするためのものですね。専門医は腎臓内科はもちろん、血液内科医も常勤しています。」

２．胃腸科

　拡大内視鏡像の観察ができる最新の電子内視鏡を使用し、内視鏡治療をはじめ、X線診断とともに、がんの早期発見、早期治療を行っている。

「検査がメインの診療科です。年間600件弱の検査を行っています。」

３．外科

　消化器疾患を中心に、内視鏡胆嚢摘出術、内視鏡的な肺手術、上部、下部内視鏡によるポリープ、がんの切除術といった内視鏡手術や、外傷の救急患者さんへの外科的手術を行っている。内視鏡外来、肝臓外来も開設している。五井病院は急性期から回復期や慢性期にシフトしつつあるので、がんの術後ケアやターミナルケアにも力を入れている。

「最近は外傷の救急患者さんは減ってきましたし、手術自体も減少しています。手術室の稼働は週に2回ぐらいでしょうか。私の身体も保ちませんからね（笑）。私どもでできることはさせていただいていますが、適切なご紹介をすべきだと思っています。その方が医療資源を無駄遣いすることなく、医療費抑制に繋がりますし、効率もいいですね。主な紹介先は帝京大学ちば総合医療センター、君津中央病院、千葉大学医学部附属病院、千葉県循環器病センターなどです。」

４．小児科

　一般小児科診察、予防接種、乳幼児健診に加え、診療所では対応困難な病気に対しても治療に当たっている。また、低身長、夜尿症、肥満などに対しても専門的な治療を行う。

「染谷知宏医師は千葉県内の基幹病院で研鑽を積んできた、小児内分泌の専門医です。これから症例数も伸びてくると期待しています。」

５．整形外科

　骨折をはじめ、リウマチ疾患、関節疾患、骨粗鬆症が多い。特にリウマチによる関節疾患では人工関節による治療がメインであり、リウマチ外来も行っている。また、薬による最新の治療にも積極的に取り組んでいる。

「当院の開設時に日本医科大学のリウマチ科にお世話になったので、その流れがありましたが、今後は帝京大学ちば総合医療センターが脊椎疾患を充実させたいとのことですので、私どもも協力していきたいと思っています。股関節の手術は以前は私が行っていましたが、最近は連携パスでスムーズなご紹介ができるようになってきました。」

６．脳神経外科

　最新のヘリカルCTや超伝導MRIを使用して、脳血管障害や脳器質疾患などの診断、治療を行う。頭痛外来も開設している。

「脳神経外科は日本医科大学の関連施設で、硬膜外血腫などの手術がメインです。これからいらっしゃる先生方には是非、様々な手術を行っていただきたいですね。」

７．腎センター

　腎センターでは入院、リハビリテーション、透析療法と、三位一体となった医療サービスをチーム一丸となって提供している。38台の透析装置を有し、熟練したスタッフとともに血液透析を行い、腹膜透析にも積極的に取り組む。現在、透析室では血液透析を午前と午後の2部体制で実施している。全ベッドにTVが配置されているほか、患者さんのご自宅と病院の間の送迎も提供している。
　高度治療室（HCU）では持続的血液透析濾過療法に、一般病棟では間歇的腹膜透析（IPD）などにも対応する。入院が必要となった場合に速やかに対応できるよう、万全の体制を整えている。

「腎内科外来の患者さんも多く、私どものメインの一つである診療科です。入院ができて、かつ透析ができる施設は珍しいので、入院の患者さんの受け入れを積極的に進めてきました。透析装置は以前は25台でしたが、患者さんが増えたため、38台に増やしたのです。病棟のベッド数も増設し、地域のニーズに応えています。」