病院の特色
1.整形外科
整形外科では各種骨折には迅速に手術を行い、脊椎手術にはマイクロサージャリーを用いた低侵襲手術に取り組んでいる。手術はほぼ全てにクリティカルパスを用いて、標準的な治療計画のもとに治療を行い、リハビリによる早期復帰を目指している。
整形外科医である牧理事長にお話を伺った。
「一番多いのは外傷です。高齢者から小児の骨折に対し、できるだけ早く手術をしています。常勤の麻酔科医が勤務していますので、全身麻酔による緊急手術ができるのが特徴でしょう。術前からリハビリを行っていますから、早期退院が可能です。骨折のみならず、人工関節や脊椎の手術も小切開、小侵襲を心がけ、次の日には起きて歩けるようにしています。今の部長がスポーツ整形を得意にしていますので、スポーツ障害の肩の脱臼や腱板損傷などの内視鏡手術も多く行っています。」
2.消化器内科・外科
食道や胃、大腸などの消化管に加え、肝臓、胆のう、膵臓などの消化器疾患の診断や治療を行う。また、ウイルス性の慢性肝炎であるC型肝炎に対してはインターフェロン療法を取り入れている。
消化器内科を専門にしている吉田院長にお話を伺った。
「当院の特徴は整形外科と消化器を中心にした診療ですね。消化器は内科と外科があります。病院の規模からすれば、手術数はかなり多いです。旭区は高齢者が増えているので、整形外科では頚部骨折や人工関節の手術が頻繁にあり、消化器では下血、吐血、黄疸などを内視鏡で治療しています。消化器も整形外科もオンコール体制にしており、24時間対応となっています。そのため、職員数も多いですね。常勤医師 10人、非常勤医師 30人、常勤のPT 20人、OT 4人、ST 6人、臨床工学技士 3人、そのほかのコメディカルスタッフを含めると270人ほどの組織です。」