病院の特色
当院の医療の中核は、やはり内科です。全体的に標準的な医療は十分に提供できると思っていますが、特に消化器内科は専門医3名、専攻医2名の体制で、広い範囲にわたって内視鏡治療を提供することが可能です。ハイボリュームセンターに比較しても、遜色のない医療を行っていると自負しています。
消化器外科も体制の充実が図られてきており、消化器内科と密に連携をしながら医療を提供しています。
当院では、現在年間1000件程度の全麻手術を行っています。その内の4割程度が整形外科であり、大腿骨頸部骨折から脊椎の低侵襲性手術まで幅広い整形外科治療を行っています。
産婦人科は京都市内でも歴史のある施設です。少子化に伴い分娩数は以前に比べて減少しています。古い病院ですので、アメニティーでは他の施設に大きく遅れをとりますが、以前より母乳哺育についてかなり力を注いでいますので、2019年の新病院の開院後はそれを前面に出し、大きくリバイバルしたいと考えています。
若手医師の育成について
当院は、初期研修施設と総合内科の基幹施設となっています。また、総合診療科の基幹施設でもあります。一般的な消化器、腎、循環器疾患の研修を行えるフィールドは十分にあると思います。大きな規模の病院ではありませんので、逆に各科の垣根は低く、いろいろなつながりを持ちながら研修して頂けます。
また、技術研修だけでなく、患者さんを全人的に捉え、健康の社会的要因に深くかかわることをモットーとし、「身体だけではなく、生活も心も見ることの出来る医師養成」に心がけていますので、専門性と総合性をともに指向されている医師の方にご興味を持って頂ければと思います。