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手には技術 頭には知識 患者様には愛を

病院の特徴

1.総合内科

 総合内科では「病院を訪れる患者さんに近い」、「患者さんと一緒に考える」、「専門科との橋渡しになる」をモットーに掲げ、循環器内科専門医1人、呼吸器内科専門医2人が在籍している。外来治療可能な患者さんについては総合内科で治療を継続し、より高度な専門治療が必要と判断した場合には該当する専門科に治療を依頼するなど、チーム医療を行っている。

 「初診の患者さんを総合内科で診ることにしています。循環器と呼吸器の専門医がいることがプラスになっていますね。」



2.循環器内科

 常勤医師が5人おり、そのうち3人が日本循環器学会専門医である。また、外来、心筋シンチグラム、冠動脈MRIの読影については4人の非常勤医師がサポートしている。循環器内科では心筋梗塞、狭心症、弁膜症、不整脈、心不全、高血圧、大動脈疾患、末梢動脈静脈疾患、肺動脈疾患などを診ており、不整脈、ペースメーカーは専門外来を設置している。
 検査では冠動脈造影、運動(トレッドミル)負荷心電図、心筋シンチグラム検査、心エコー検査、末梢血管エコー検査、ホルター心電図、冠動脈CT検査などの施行と判読を行う。心臓カテーテルは年間で250件前後の検査、治療を行っている。このうち120件前後は経皮的冠動脈インターベンション(PCI)を、30件前後は末梢血管内治療(EVT)を行う。一方で、心筋シンチグラム検査を年間約250件実施している。

 「高齢の患者さんが多く、90歳を超えている方も少なくありません。今後はカテーテル検査をより増やしていきたいと思っています。」



3.呼吸器内科

 常勤医師が5人おり、肺炎、感染症、気管支喘息、COPD(慢性閉塞性肺疾患)、肺がんなどの悪性腫瘍、間質性肺炎を中心に診ている。睡眠時無呼吸症候群、ニコチン中毒については専門外来も設置している。

 「呼吸器内科の専門医がいない病院もある中で、当院は4人います。新海正晴副院長は横浜市立大学の准教授を務めていた医師で、そういった関連から医師を確保することができています。この規模の病院としては4人の常勤医師は多いですね。患者さんも多いです。この地域は高齢化が進んでいますので、COPD、肺炎などを繰り返す方もいらっしゃるため、ニーズは高いです。」



4.外科

 7人の常勤医師のもと、消化器、乳腺を中心にした診療を行っている。手術のほか、外科処置全般、抗がん剤治療などの化学療法にも力を入れている。腹腔鏡下手術に積極的に取り組み、胆のう摘出術の標準術式は単孔式腹腔鏡手術(SILS)であるほか、虫垂切除術も全例が腹腔鏡下となっている。消化器がん手術も多く、術後フォローアップをストーマ外来や外来化学療法室と連携して、一貫して行っている。

 「一般外科、乳腺外科、血管外科の医師が合わせて7人います。4月からは乳腺外科を専門とする医師も入ります。当院に来られた患者さんを分析しますと、半径2キロ以内にお住まいの方が7割を占めています。この2キロの中の総合病院は当院だけですので、地元の方が頼りにしてくださっているのですね。ただ、これを5キロに広げますと、がん研有明病院、昭和大学病院、東邦大学医療センター大森病院、国立がん研究センター中央病院、NTT東日本関東病院があります。東芝病院から当院に変わった当初は特に消化器がんの患者さんが減りましたが、今は少しずつ回復しているところです。しかし、それほどの症例数はないので、今後に期待しています。」



5.脊髄脊椎外科

 脊髄脊椎外科は整形外科や脳神経外科にとらわれず、脊椎の骨折や脊柱管狭窄症などをはじめとする、日常生活に支障を来すような背骨の症状を専門的に治療する特殊な診療科である。東京品川病院の誕生とともに開設された診療科で、これまで7000例を超える手術を行ってきた西田憲記医師が部長を務める。西田医師はカマチグループの小文字病院、新小文字病院、新武雄病院で院長を務め、現在はグループ全体の脊髄脊椎外科センター長である。著書に『背骨の病気は手術で治す』がある。

 「西田医師はもともと脳神経外科の医師だったので、脊椎を診る際に脊髄や神経も診ることができるのです。手術で劇的に回復し、痛みが取れるのですから、脊椎圧迫骨折の高齢の女性を中心に、多くの患者さんにお越しいただいています。」

2019.04.01 掲載 (C)LinkStaff

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