院長メッセージ
ホスピタリストを目指した教育を行い、そういう若い人たちが育っていくといいなと思っています。総合内科や総合診療と言いますと、開業や自立というイメージがあるかもしれませんが、私が考えているのは病院の中でそういう医療ができる医師です。当院に来る研修医にはそういう研修ができるよと宣伝しています。当院の患者さんはほとんどがコモンディジーズで、一見面白くないのですが、普通の病気の中にこそある本当の面白さが体験できるのはこれから医師として長く働くうえでの軸になります。現代はホスピタリストのような医師が求められている時代なのではないでしょうか。
看護職に関しては、自己管理の難しい高齢者や認知症の増加は、地域包括ケア病棟だけでなく一般急性期病棟入院患者に対する医療看護スタッフのあり方に変化をもたらしました。在宅復帰への時間軸において連続的に看護から介護・ケアに軸足が移動するため、看護師・介護福祉士・看護補助者の協働が重要なテーマとなっている。