院長
井手 孝
公立新小浜病院は2011年4月から医療法人社団苑田会が指定管理者として、運営管理を行っています。現在、地域医療構想、働き方改革、医師確保計画が推し進められていますが、当院は島原半島の西部地区にあり、二次救急医療体制の救急告知病院として地域の医療に貢献しています。
しかし、人口が減り、また高齢化が進んで、疾病構造も変わりつつあります。そのような中、地域医療構想を踏まえて、2019年に病棟編成を行い、急性期病床90床のうち30床を地域包括ケア病床に変換しました。
また高齢化に伴い、認知症も増え、在宅での看取りが増えつつあり、在宅医療・看護の必要性がさらに増すと考えられます。当院では引き続き近隣の医療機関と連携を保ちながら医療分担での治療を行っています。
現病院は2020年3月に小浜町の海岸の埋め立て地に新築移転し、新しい病院での診療を開始しました。それに伴い、住民の皆さんから要望のあった人工透析も開始しました。これからも地域の皆様に愛され、信頼される病院であり続けるように、職員一丸となって努力してまいります。
