基本理念・方針
私たちは、人としての尊厳と人権をまもり、
信頼される保健・医療・福祉サービスを提供することに最善を尽くします。
1. | 患者様、利用者様中心の保健・医療・福祉サービスの提供が行えるよう、 顧客要求事項を明確にして、品質および顧客満足度の向上を目指します。 |
2. | 医療・介護技術を磨き、設定した目標の達成度の向上を目指し、 品質マネジメントシステムの有効性を継続的に改善します。 |
3. | 品質に関する具体的な行動が実践できる教育と啓蒙活動を推進します。 |
4. | 精神医療・介護の中核施設として関係機関および地域との連携を深めます。 |
患者様の権利を、当院は尊重します。
○良質な医療を受ける権利
○病状の説明を受ける権利
○秘密を守られる権利
○人格と意志を尊重される権利
○健康教育を受ける権利
患者様にとっていちばん望ましい環境とは何か。それが国見ヶ丘病院の全ての活動の出発点です。入院しているからといって不便だったり、不快な思いをさせたりしない。病気だからといって働く事や考える事を止めさせない。つまり、健康な頃と同じような環境で過ごす事で、健康な頃の体や心を取り戻す。「当たり前のことが普通に出来る病院」である事が、患者さまにとって何より大切な事だと国見ヶ丘病院は考えています。
入院生活の「衣」の基本は、とにかく清潔であることです。汚れたらすぐに着替える。ランドリーやお風呂を充実させる。病棟も清掃を徹底し、快適な環境をつねに維持する。消毒や薬品などで汚れを隠さず、汚れをなくすことに積極的に取り組んでいます。病院内では、すべての職員が清掃スタッフです。毎日率先して病院内のあらゆる場所で清潔な環境の維持に努めています。いつも清潔で気持ちよく暮らすことは、生活の基本です。その基本に忠実であることが、国見ヶ丘病院の考える“あたり前”のひとつです。
●大型ふとん乾燥機の導入
患者さまの衣服はもちろんシーツや寝具なども衛生管理を徹底しています。洗濯には大型のふとん乾燥機を導入し、リネン類からの感染の予防を図るとともに、大量の洗濯物に対応できるようにしています。
●入りたくなるお風呂
お風呂は原則、週3回入浴できます。入浴するのが楽しくなるような、広い窓から大自然 が望める大浴場を備えました。もちろん介助が必要な患者さまはスタッフがサポートしま す。車椅子のまま入浴できる特別な浴室もあります
九州・宮崎は食の宝庫です。おいしいものを食べることは、身体にはもちろん精神にも良好な作用を生みます。病院では、入院中の食生活にも十分配慮しています。
●“適時適温”というごちそう
料理は、おいしい温度でいただくのがいちばんです。病院内には、一度に200人が食事できるカフェテリア方式の食堂(多目的ホール)を設けています。これによりいつでも“適時適温”の食事が楽しめるほか、自ら料理を受け取ることで食べることに主体的に関わるようになり、生活意識を高める効果も図っています。さらに、食堂に来られない患者さまにも、専用のワゴンによって病室にいつでも温かな食事を届けられるようにしています。すべての患者さまに“適時適温”というごちそうを提供することが、食に対する基本的な考え方です。
●“地産地消”へのこだわり
病院で料理に使う野菜は、地元の契約農家が育てた野菜を使用しています。地元の食材を生かした料理を地元で食べるのがいちばんおいしいという“地産地消”の考え方を入院生活でも実践。これはおいしさの追求と地域との密着、さらに安全への配慮を考えた試みのひとつです。
●いつでも“おいしいお米”を
お米は、刈り取った稲を株のまま約3週間乾燥させた地元の特産品である自然乾燥米を使用しています。病院で使用する年間22トン分のお米は年に1度まとめて買いつけ、精米所の定温冷蔵庫に常時15℃で保管しています。使用するお米は3日に一度200kgが精米され、病院に届けられます。これによって、いつでも精米したてのおいしいお米が食べられます。なお、病院内には使用する分とは別に常時200kgのお米が常備され、非常用の備蓄米にもなっています。
●大人数のなかの指定席
食堂にいくつもあるテーブルの各席には、患者さまの名前が貼ってあります。これは、毎日決まった場所で食事するという健康な時と同じ感覚を保つためです。食事はリラックスして楽しみたい。空いている席を探を探さなくてはならないという不安を取りのぞき、自分のペースで食事することができます。
病棟内は、床暖房を完備するとともに、段差のないバリアフリー構造となっています。これは、動き回ることにストレスを与えず、健康な時と同じ感覚で体を動かせるようにするためです。行動することで体と心が刺激され、活力回復をうながしています。
●病棟全エリアに床暖房を完備
丘陵地にある国見ヶ丘病院は、気温が冷え込みやすい環境です。寒い時にはなかなかベッドから起き上がれなくなります。これを防ぐために、病室はもちろん病棟の廊下など、すべてのエリアに床暖房を導入しています。これは寒さ対策はもちろん、病棟内に寒い場所をつくらず一年中どこにでも安心して動けるようにしたものです。廊下で長居をしたとしても風邪の心配などを極力抑えるようにしています。
●バリアフリーの設計思想
病棟内は、スロープやエレベーターを設置し、可能なかぎりのバリアフリーを実現しています。トイレももちろん車椅子のまま入ることができ、さらにトイレに入るだけでライトのスイッチが入る自動点灯システムも採用しています。お風呂にもバリアフリーの思想は生かされ、車椅子に座ったまま入浴ができる特別な入浴設備も設置しています。