院長メッセージ
求める医師像としては後期高齢者の患者さんを全人的に幅広く診ていける方、そういったジェネラルなマインドを持った方ですね。
私は当院に来るまでは消化器を中心にした主に急性期での内科医を続けてきましたが、急性期医療の経験が医師としての成長を促進する面は確かにあります。しかし、急性期病院に朝から晩まで、土曜も日曜も働くのは事情がありむずかしいけれど、プライマリケアに興味がある方には、ぜひ一緒に働きたいと思います。
今後、高齢者に対する幅広い診療能力は必須です。私も栄養学やリハビリ学を、一緒に勉強していきたいですね。近い将来外来機能を持ちますので、感染症などの内科を学ぶ機会は増えるでしょう。高齢者医療を学ぶうえでのカリキュラムを作成し、文献を読んだり、学会発表を行う機会も充実したいと考えています。クリニックの外来勤務だけですと「患者さんを流す」ことがどうしても多くなりますが、当院の場合は結論や結果まで見ることができますので、将来のキャリアアップにも繋がります。
現在、お子さんをお持ちの女性医師も活躍しています。週に3日の勤務も可能ですので、復帰しやすい職場だと言われています。残業もほとんどありません。また共働きで、子育てを一緒に行っている男性医師もいますよ。
若手医師の方に申し上げたいのは、卒業後も一生勉強だということです。患者さんのそばにいて、勉強を継続していく医師であってほしいですし、患者さんだけでなく、ご家族も一緒に診て下さい。当院は患者さんが半年から1年ほど在院されることが多いのですが、最初は「お世話課」の事務職員が窓口となっています。その後も職員がしっかりコミュニケーションを取ってくれるので、医師にとっては助かります。そのほかのコメディカルスタッフから学ぶことも多いですから、コメディカルスタッフと協調しながら仕事をしていきましょう。常に勉強し、研鑽する姿勢を保持し、一緒に成長したいと考えています。