徳島県 常勤医師求人・医師転職情報一覧｜医師募集の専門サイトe-doctor

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徳島県の医師転職状況 Q&A

これまでは都市部で働いていましたが、地元に帰ることを考えています。Uターン転職の需要はありますか。

都市部から離れた地域の病院は、医師が確保できず困っていることも珍しくありません。特に地元にゆかりのある先生は、医療機関から「長く働いていただきたい」と歓迎されやすい傾向があります。現在は求人が出ていなくても、実はニーズがあるという場合もございます。情報収集の段階でも、ぜひコンサルタントにご相談ください。

ある程度の専門性を維持しながら転職したい。大学医局の関連病院以外で、応募できる求人はありますか。

地域の選択肢を広げ、近隣の地域も検討いただくことで、ご希望に合った求人を見つけやすくなるでしょう。求人が見つからない場合、最初は条件を広く設定し、優先順位を決めながら検討することがおすすめです。コンサルタントにもぜひご相談いただき、最適な選択肢を探していきましょう。

転職支援コンサルタントから提示された求人には、絶対に応募しなければならないのでしょうか。

そのような心配は不要ですので、安心してご利用いただけます。コンサルタントはあなたの希望や関心に合った求人を提案し、最終的な選択はあなた自身で行うことができます。コンサルタントは応募や入職を強制することは絶対にありません。

徳島県の転職環境

徳島県内には109の病院（94が一般病院、15が精神科病院）と730のクリニック（このうち105には病床があります）が存在します。人口10万人あたりの病院数は全国で3番目に多く、14.8施設です。クリニック数も全国4位で99.2施設に上ります。2018年の医師総数は2,425人で、女性医師の割合は24.6%です。このうち30代と40代の医師が全国平均よりも多くを占めています。人口10万人あたりの医師数は329.5人で、全国平均を大きく上回り、全国で1位となっています。徳島県の二次保健医療圏は東部、南部、西部の3エリアに分かれており、東部には県内人口の70%が集中しているため、その他の地域やへき地における医療体制の偏在が課題となっています。2025年に必要とされる病床数は8,994床で、機能別には高度急性期が718床、急性期が2,393床、回復期が3,003床、慢性期が2,880床となっています。医育機関としては徳島大学医学部が存在します。（出典：2018年医療施設（動態）調査、徳島県保健医療計画、徳島県医師確保計画）

徳島県の掲載中求人からみる年収

徳島県の医師の平均年収は1459万8100円で、労働者数は69人、平均年齢は43.4歳、勤続年数は5.6年です。この年収の内訳は、「定期的に支払われる給与」（基本給＋残業代）が1275万2400円、「年間のボーナスやその他の特別給与」が184万5700円となっています。全国の医師平均年収は1378万2900円で、「定期的に支払われる給与」が1260万4800円、「年間のボーナスやその他の特別給与」が117万8100円です。徳島県では内科、整形外科、麻酔科、外科などの医師が特に求められており、一般内科、整形外科、精神科、循環器内科などでは年収1500万円以上の条件で求人がかけられることもあります。（出典：厚生労働省「令和3年賃金構造基本統計調査」）

20～30代の医師の状況

徳島県の20～30代の医師数は615人となっており、その内訳は病院勤務が590人、診療所勤務が25人です。この20～30代の医師が全体の中で占める比率は25.3％であり、全国平均の30.2％を下回る数字となっています。徳島県は子どもと子育てに関連するさまざまな課題に積極的に取り組んでおり、待機児童対策などを推進して、「安心して子どもを育てられる場所」としての環境づくりに力を注いでいます。また、徳島県内には進学校として知られる徳島市立高校や徳島文理高校があり、高い進学実績を誇っています。医師養成機関としては、徳島大学医学部が地域枠を設けて受験生を受け入れ、川崎医科大学（岡山県）も中国・四国地域枠を設定し、県にゆかりのある受験生の獲得に努めています。（出典：厚生労働省「令和2年医師・歯科医師・薬剤師統計」）

シニア医師の状況

徳島県における65歳以上の医師は合計640人で、その内訳は病院勤務が278人、診療所勤務が362人となっています。この年齢層の医師が全体の中で占める比率は26.3％と、全国平均の18.1％を大きく上回っています。徳島県の医師の平均年齢は52.9歳であり、ベテラン医師が多く活躍しています。この県では、退職したベテラン医師や開業医の有志が「ベテランドクターバンク」に登録し、へき地の診療所などで代診医を務めるなど、公的医療機関の診療支援を希望することができます。県はこの登録医師と勤務条件をマッチングさせ、条件に合った県内の公的医療機関を紹介しています。これにより、地域医療の支えを強化し、高齢化社会においても適切な医療が提供されています。（出典：厚生労働省「令和2年医師・歯科医師・薬剤師統計」）

地域事情

■徳島県概要
徳島県は、2015年の総人口が約75万6000人でしたが、2040年には57万4000人へと大幅に減少すると予測されています。一方、75歳以上の高齢者人口は2015年時点で12万1000人で、2025年までには約14万3000人へ増加し、その後2040年に14万人へと減少する見通しです。県内では徳島市を中心に約7割の人々が住んでおり、その他の地域では過疎化が進んでいます。徳島県は四国の東部に位置し、美しい瀬戸内海と紀伊水道、太平洋に囲まれた自然豊かな県です。一方で山地も多く、徳島自動車道や国道、鉄道を通じて香川県の高松市や愛媛県とのアクセスがあります。四国各県を結ぶ高速道路の整備が進行中で、地域間の結びつきを強化しています。（出典：日本医師会総合政策研究機構「地域の医療提供体制の現状（2020年）」）

■医療の現状（全国の平均的な水準との比較から）
徳島県の一人当たり医療費（国保）は40万5000円で、介護給付費は28万7000円と、いずれも全国平均を上回る水準です。医師数、看護師数、病床数（一般・療養・回復期・精神）は全般的に高く、入院医療においても慢性期では余裕がある一方、急性期においては平均的な水準を維持しています。（出典：日本医師会総合政策研究機構「地域の医療提供体制の現状（2020年）」）

■医療を支える施策
徳島県は医師数が全国的に見ても充実していますが、地域や診療科による偏在が顕著です。この医師不足を解消するため、長期的な施策に取り組むとともに、即時的な対策として「とくしま医師バンク事業」を実施しています。この事業では、一般医師、ベテランドクター、女性医師の3つの枠で医師や医学生を登録し、情報提供や公的医療機関の紹介を行っています。また、希望する医師を県職員として採用する制度も導入され、医師に給与のほか200万円までの研修・研究経費を支給しています。徳島県の総合メディカルゾーン構想では、県立中央病院と徳島大学病院が連携し、地域全体の医療提供体制の課題を解決するために取り組んでいます。